ノニト・ドネア

ノニト・ドネアVSフェルナンド・モンティエル戦、プレイバック!

ノニト・ドネア特集でもランキング上位にくるであろうVSフェルナンド・モンティエル戦をプレイバックしたいと思います。

あの”衝撃”なKO勝利をもたらした試合、あの難攻不落のモンティエルに衝撃勝利をした試合を書きたいと思います。

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ノニト・ドネアVSフェルナンド・モンティエル

WBC/WBO世界バンタム級タイトルマッチ

WBO/WBC 王者:フェルナンド・モンティエルVS挑戦者:ノニト・ドネア

2011/02/19 ラスベガス、マンダレイベイ・イベントセンター

 

ノニト・ドネアを語る上でもこのモンティエル戦はきっと、多くの方が印象に残る試合だと思います。

それもそのはず、あの当時一番強かったフェルナンド・モンティエルに対し圧巻の勝利をしたのだから・・

フェルナンド・モンティエルの戦績を紹介

本名:フェルナンド・モンティエル・マルティネス
生年月日:1979年3月1日
国籍:メキシコ
身長:163cm
リーチ:169cm
戦績:62戦54勝(39KO)6敗2分
【獲得タイトル】
WBA北米スーパーフライ級王座
WBC米国スーパーバンタム級シルバー王座
第10代WBO世界フライ級王座
第9代WBO世界スーパーフライ級王座
第12代WBO世界スーパーフライ級王座
WBO世界バンタム級暫定王座
第15代WBO世界バンタム級王座
第27代WBC世界バンタム級王座

当時のフェルナンド・モンティエルは3階級制覇していて、WBCバンタム級王者の「長谷川穂積」にも4RTKO勝利をおさめていて、WBO/WBC統一。

一方のドネアは、このモンティエル戦の前の前哨戦で、ダウン経験のない元世界王者のウラジミール・シドレンコをKOで破って3階級制覇をかけた一戦でした。

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試合詳細

・1ラウンド

163cmのモンティエルに対し168cmのドネアはやっぱり大きく見えますね。体格もドネアの方が一回り大きい印象

試合の方もラウンド序盤からバチバチにきてます・・ドネア左フックに対しモンティエル左ボディーを放ちいきなり全開モードか?そのあともキレのいいドネアが左フックカウンターが当たりモンティエル一瞬止まる。効いていたのか?続けてドネアがボディー攻撃でヒット!ドネアいいペース。

だがモンティエルも分析力が長けているので、相手のクセや弱点を計っているのか、あの長谷川穂積戦でも途中まで押されていたのに残り数秒で逆転KOもあるので、ドネアもわかりませんね。

ドネア動きがいい、この頃のドネアと井上尚弥だったらどちらが強かったのか。。ちょうど、現在の井上尚弥と同じくらいの年齢ですからね、語り草ですが・・

1ラウンドはドネア優勢

・2ラウンド

開始からモンティエルも反撃か、ドネア左に対しカウンター気味にキレのいい右ストレートを放つ。だがこれはドネアがうまくかわす。

ドネアの攻撃、左からのワン・ツーがモンティエルにヒット!パンチがとても速い!この頃のドネアはイケイケですね。

モンティエルも相手に合わして攻撃を組み立て直すのが上手い選手なので、頭の中で色々計算しているのか。なんか不気味だ

ドネアも左フックの他にも、左アッパーも出てきてモンティエルを翻弄か、モンティエルも左フック、左ボディーとダブルで打ってきて、負けてない、ドネアのスピードに慣れてきたか。

だが・・この後の衝撃は突然訪れる・・

2ラウンド2分過ぎ、リング中央付近でモンティエルが右フックを放つと同時にドネアの「強烈な左フック」”フィリピーノフラッシュ”が炸裂!!

モンティエル仰向けにダウン!モンティエル、ダウンしながら手足をバタバタさせている。まだダウンしていることに気が付いていないのか。

だがモンティエルも必死で立ち上がろうとしている。レフリーもここでストップした方がいいと思ったが、モンティエル何とか立ち上がり続行

そのあともドネアの左フックが入りモンティエルロープ際に寄り掛かったところでレフリーストップ

2ラウンド2分25秒TKOでノニト・ドネアが勝利し、3階級制覇&WBO/WBCバンタム級王者に

ノニト・ドネアVSフェルナンド・モンティエル

それにしても、ドネアの左フックが遠心力の利いたフックで、これはとんでもないものを見せてもらいました。まさに戦慄の左フック、フィリピーノフラッシュ恐るべし

ドネアはモンティエルに対し、1ラウンド目で「距離感」がすでに分かっていたのかなと思います。

ボクシングにおいてこの距離感はとても重要なファクターで、自分の距離で戦わないとそもそも組み立てもできない、自分のボクシングができないとなるわけです。

あの”GGG”ゴロフキンでさえも、村田諒太戦では最初の頃にはブランクからか、距離感がつかめなかったと苦戦しています。(5ラウンドくらいからつかめてきてKO勝利)

「距離感」さえ分かっていれば、後はタイミングを見計らってバチン打つだけ。でもタイミングさえも合わせるのがとても大変だと思うのですが、ドネアはバッチリとタイミングよく合わせてきました。

ドネア一旦はモンティエルの右をもらっていますが、お構いなしにほぼ同時打ちワンパンチで仕留める正確さはさすがです!まさに一振りで決める千両役者。

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まとめ

ノニト・ドネアVSフェルナンド・モンティエルのWBO/WBC世界バンタム級タイトルマッチは、ノニト・ドネアのフィリピーノフラッシュが炸裂して、わずか2ラウンド25秒でタイトル奪取

あらためて観ても、とんでもない衝撃的な試合でしたね、何回でも観れる。パッキャオに続く新しいスター誕生かと騒いだころです

ホントにこの頃のドネアが一番強かったのではないかと思うくらいノッテいて、パンチもキレていてスピードもあり、手が付けられない無双状態だったのではと思いますね

ホントにタラレバになってしまいますが、井上尚弥VS「この頃」のノニト・ドネアはどっちが強いのか

パウンドフォーパウンドも体重を一緒にしたらどっちが強いのかという指標ですが、年齢も合わせたらどっちが強いのか計ってみたいなと思いますね

ノニト・ドネア、恐るべし。

おわり

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