日本でもファンがいるフィリピンの英雄ノニト・ドネア。息の長い選手で、記録にも記憶にも残るボクサーですが、そのドネアの強さの秘密とは何だろうかと思い、ドネアの適正階級や代名詞でもあるカウンターの打ち方もどのように打っているのか、独自視点で書いていこうと思います。
ノニト・ドネアの凄さや強さの秘密とは
その左フックでバッタバッタと相手を倒して5階級制覇まで成し遂げて、軽量級ではレジェンド的な存在ですが、そのノニト・ドネアの凄さや強さの秘密とは何だろう
経歴を観てもとんでもないですね
本名:ノニト・ドネア
生年月日:1982年11月16日
国籍:比
身長:170cm
リーチ174cm
戦績:48戦42勝(28KO)6敗
【獲得タイトル】
WBOアジア太平洋フライ級王座
NABF北米スーパーフライ級王座
NABF北米スーパーバンタム級王座
WBC米大陸バンタム級王座
WBCフェザー級シルバー王座
IBO世界フライ級王座
リングマガジン世界スーパーバンタム級王座
第17代IBF世界フライ級王座
WBA世界スーパーフライ級暫定王座
第28代WBC世界バンタム級王座
第32代WBC世界バンタム級王座
第16代WBO世界バンタム級王座
第17代WBO世界スーパーバンタム級王座
第19代WBO世界スーパーバンタム級王座
第18代IBF世界スーパーバンタム級王座
第6代WBA世界バンタム級スーパー王座
WBC世界バンタム級ダイヤモンド王座
WBC世界スーパーバンタム級ダイヤモンド王座
第5代WBA世界フェザー級スーパー王座
フライ級~フェザー級まで5階級制覇のボクサーなんて数人です
<5階級制覇のボクサー>
- トーマス・ハーンズ
- シュガー・レイ・レナード
- オスカー・デ・ラ・ホーヤ(6階級制覇)
- フロイド・メイウェザー
- マニー・パッキャオ(6階級制覇)
- ホルヘ・アルセ
- ノニト・ドネア
名だたるレジェンドボクサー達しかいませんね、そしてドネアは親日家でもあります。
そして相手に対しリスペクトするところもとっても好感が持てますね。
そんなノニト・ドネアの強さとは一言で表すのは難しいが、まずはスタイルはオーソドックススタイルだが、元々は左利きの右構え。なので左ジャブがとても強いんですよね!
それとドネアのファイトスタイルは、カウンターのボクシング。タイミングをいつも計っています
相手が右、もしくは左を放ったと同時にドネアの右、もしくは左フックが炸裂してKOの山を築いてきました(これがフィリピーノフラッシュ)
当時、相手が右、もしくは左ジャブ、ストレートを打つと同時に合わせる方法は誰もやっていなかった戦法です。と言いますか、そのような発想はなかった・・
これをノニト・ドネアが初めに行いましたね。
その後は皆ドネアが使っている戦法が取り入れられるようになった流れですね。井上尚弥もドネアのスタイルも参考にしていますしね。
分かっていてもカウンターを被弾してしまう・・とても厄介なフックですね
凄さや強さは
ノニト・ドネアの凄さや強さは、これまでの経験があるので
- 引き出しの多さ
- 相手の弱点を見つけるのが長けてる
- 左利きのオーソドックススタイル
- 同時カウンター(フィリピーノフラッシュ)
ノニト・ドネアの適正階級は?
ノニト・ドネアはフライ級からフェザー級まで制しましたが、ドネアの適正階級はどこなのだろうと思いました。
ドネアが一番輝ける階級はどこなのだろう。・・相手によってリカバリーで体重戻さなかったり、増やしたりしますから。
さすがにフェザー級は重たいですね、ドネアもかなり力んで打っていた印象があります
実際ニコラスウォータースに派手にKO負けをしています。ではスーパーバンタム級ではどうなのかというと、西岡利晃戦の時もスーパーバンタムでしたね、TKO勝利していますが、リゴンドー、マクダレノにも負けていますし、現在に移すと、WBA・IBF王者のムロジョン・アフダマリエフやWBC・WBO王者のスティーブン・フルトン、ブランドン・フィゲロアなどSバンタムの選手はかなり体格がいいのでフィジカル負けしてしまうかなと思います。
では井上尚弥のいるバンタム級はどうなのか?ノニト・ドネアは減量苦ではなさそうで、実際現在バンタム級で完全にフィットしてきている感がありますね。WBSSで井上尚弥に負けた後、WBC王者のノルディー・ウバーリに4ラウンドKO勝ち、また暫定王者のガバリョにも4R KO勝ちで覚醒
ノニト・ドネアは40歳ですよ!なのにゴロフキンみたいにまだ第一線で活躍している。
このままバンタムでも行けそうですね。バンタム級で敵は井上尚弥くらいでしょう
ですが、ノニト・ドネア本人は、井上尚弥戦の後は1階級下げてスーパーフライ級に行くと言っています。実際減量も大丈夫そうで、もしホントにドネアがスーパーフライ級に来たらまさに無双状態を保てそうですね!
あのドネアがスーパーフライ級・・スピードは別としてパワーとしたら相手からしたらかなり危険ですね。
ガードの上からでもドネアのパンチが来たら効いてしまいそう、しかもあの左フックをもらったら間違いなく失神ものです。
スーパーフライ級だったらドネアは40歳だけどしばらくTOPに君臨すると思います。エストラーダも井岡もロマゴンもどうかなと筆者は思います。
経験+パワーでかなりいけると思います。
まとめ
ノニト・ドネアの凄さや強さのポイントはどこなのだろうと思いましたが、個人的な見解だとゴロフキンと一緒で、これまで強敵と戦ってきているので修羅場をくぐり抜けてきた経験則と相手のウィークポイントの早さ、左利きのオーソドックススタイル、カウンターの上手さではないでしょうか
でないと5階級制覇なんてできませんからね。
そして適正階級は、バンタム、あるいはスーパーフライ級ではないでしょうか
井上尚弥がスーパーバンタム級に移ったあかつきには、バンタム級やスーパーフライ級で無双状態をしているノニト・ドネアが観たい!
まだまだノニト・ドネアの伝説は終わりそうもありませんね!