ノニト・ドネアVSノルディ・ウーバーリ戦をプレイバックします
ドネアはこの試合、WBCバンタム級のタイトルがかかった試合になります
ドネア圧巻の試合、詳細を書いていきます
ノニト・ドネアVSノルディ・ウーバーリ
2021/05/29 WBC世界バンタム級タイトルマッチ、王者ノルディ・ウーバーリVSノニト・ドネア
ウーバーリにとってはモンスター、井上尚弥の弟、拓真に勝った後の試合ですね
簡単にウーバーリの戦績を
本名:ノルディ・ウーバーリ
生年月日:1986年8月4日
国籍:仏・モロッコ
身長:162cm
リーチ:170cm
戦績:17戦17勝(12KO)(当時)
元オリンピアン(北京、ロンドン)
・アマチュア時代にはのちにWBO世界フライ級王者となるゾウ・シミン(中)に敗北している。
【獲得タイトル】
フランスバンタム級王座
WBAインターコンチネンタルバンタム級王座
WBCバンタム級シルバー王座
第31代WBC世界バンタム級王座
当時無敗のチャンピオンで筋肉隆々、ファイトスタイルも手数が多くて回転力で圧倒してる印象を受けました
そんな無敗なチャンピオンにドネアは挑んでいきます。
試合詳細
・1、2ラウンド
チャンピオンのウバーリはサウスポースタイルに対しドネアはオーソドックススタイル。ドネアとウバーリが向かい合うと対格差がモロに出てますね!ドネアの方が一回り大きいですね。
序盤はウバーリが得意の手数の多さでドネアをけん制する形に、だがドネアは焦ることなくカウンターのタイミングを計っているようでなんだか不気味・・
過去にドネアとウバーリはスパーリングを行った事があるらしく、そこもドネアにとっては有利に働くか。
1,2ラウンドはウバーリ優勢
・3ラウンド
このラウンドに入りドネアは独特なリズムでウバーリに攻める。ウバーリも相変わらず速いジャブや回転の良い動きでうかがっている。だが、ドネアがやけに落ち着いているのがホント不気味に見えました。
虎視眈々と左フックを狙っているのかなと。ウバーリの左に対し右ストレート、右ストレートに対し左フックとだんだんとタイミングが合っているように感じます
そしてラウンド後半にはウバーリの右に対しドネアの左フックが当たってきています。ドネア得意の同時打ち
そしてドネアがウバーリをロープ際に追い込みウバーリの右に、左フックがカウンターで入りウバーリダウン!すぐ起き上がるが足に効いているようだ
ドネアはここぞとばかりにウバーリを追い込み右、左と強いパンチを打ってきています
更にドネアの左フックが入りウバーリよろける・・会場が沸く中、ラウンド終わり間際にまたドネアの左フックが炸裂!ウバーリ倒れこむようにダウン!
フラフラしているが何とか立ち上がり、このラウンド終了。ドネア10-7
・4ラウンド
ウバーリは何とか回復しているようだ、あれだけのダウンでの回復はスゴイ。だがドネアの左フックはホント、キレてる。いつ当たってもダウンが取れそうな左フック。
そして最後はロープ際でのドネアの左フック→右ストレート→左アッパーでウバーリダウン!
ここでレフリーが試合を止めて4ラウンド1分52秒ドネアのTKO勝利となりました
ウバーリは初めての敗北で18戦17勝(12KO)1敗となりました。そして2022年4月5日、引退を発表しました。
ノニト・ドネアは1年8か月ぶりの返り咲きでWBCバンタム級王者に。ドネアまだまだ進化しています
まとめ
ノニト・ドネアがノルディー・ウーバーリに対し4ラウンドTKO勝利をおさめてWBCバンタム級王者なりました。
40歳近い年齢でのバンタム級チャンピオンというのはドネアが初めてじゃないでしょうか、ここまで節制して息の長い選手になるのは並大抵の努力ではないと思います。
それも井上尚弥との再戦がしたいからというモチベーションがあるからだと思います。
「フィリピーノフラッシュ」の左フックがまだまだ健在のノニト・ドネア、どこまで進化するのか楽しみです。
今後も進化したドネアが観たい!
おわり