
ついに、日本ボクシング界の悲願が達成されたあの日から3年以上が経過しました。
井上尚弥が前人未到の「ザ・リング」パウンド・フォー・パウンド(PFP)1位に輝いた衝撃は、今も色褪せません。
そして時は2025年12月。スーパーバンタム級での4団体統一防衛、そして新たなる階級への期待……。
現在の「モンスター」は世界からどう評価されているのでしょうか?
本記事では、井上尚弥の現在のPFPランキング順位、オレクサンドル・ウシクやテレンス・クロフォード、そして台頭する新世代との比較を、最新データを元に詳細に解説していきます。
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井上尚弥の最新PFPランキング状況
結論から申し上げますと、2025年現在も井上尚弥は世界の「トップ3」に不動の地位を築いています。
2022年6月、ノニト・ドネアを2ラウンドTKOで葬り去り、日本人初のリング誌PFP1位を獲得したあの瞬間。あれはゴールではなく、伝説の始まりに過ぎませんでした。
本人も当時、このように語っています。
日本人がこれまで誰も辿り着けなかった場所まで来た。#pfp1
— 井上尚弥 Naoya Inoue (@naoyainoue_410) June 10, 2022
あれから数年。バンタム級の4団体統一を返上し、スーパーバンタム級でもスティーブン・フルトン、マーロン・タパレス、ルイス・ネリといった王者を次々となぎ倒し、「2階級での4団体統一」という偉業を成し遂げました。
現在は、試合の開催時期やライバル(特にヘビー級王者ウシク)の動向によって1位と2位を行き来していますが、「世界最高のボクサーの一人」であるという評価は、以前よりも強固なものになっています。
なぜ井上尚弥は「世界最強」と評価され続けるのか
PFP(パウンド・フォー・パウンド)は、体重差がないと仮定した場合の強さを競う、有識者による投票ランキングです。
なぜ、軽量級である井上尚弥が、重量級のモンスターたちと互角以上に渡り合えるのでしょうか?
1. 圧倒的な「フィニッシュ率」と内容
2024年から2025年にかけての試合でも、井上尚弥は判定決着をほとんど許していません。
特筆すべきは、相手が「無敗の王者」や「指名挑戦者」といったトップランカーであるにも関わらず、一方的な展開で終わらせてしまう点です。
- 対戦相手の質:各団体の王者や元王者を次々と撃破
- 決着の早さ:ダメージを貰う前に倒す「打たせずに打つ」の究極系
- インパクト:東京ドーム大会のような歴史的イベントでの圧勝劇
2. 活動のコンスタントさ
ライバルであるテレンス・クロフォードやオレクサンドル・ウシクが、年齢や階級の調整で試合間隔が空きがちな中、井上尚弥は年に2〜3試合のペースを維持しています。
「常に戦い、常に勝つ」。この現役王者としてのアクティブさが、ジャーナリストからの高い信頼に繋がっています。
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ボクシング各メディアランキング【2025年12月版】
それでは、世界主要メディアの最新ランキングを見てみましょう。
「ボクシングの聖書」リングマガジンをはじめ、各社で順位に若干の変動があります。
<主要メディア別 PFPトップ3比較>
| 順位 | リング誌 (The Ring) |
ESPN | TBRB (トランスナショナル) |
| 1位 | オレクサンドル・ウシク | 井上尚弥 | オレクサンドル・ウシク |
| 2位 | 井上尚弥 | テレンス・クロフォード | 井上尚弥 |
| 3位 | テレンス・クロフォード | オレクサンドル・ウシク | テレンス・クロフォード |
※2025年12月時点の各社データを参照
ご覧の通り、井上尚弥は全ての主要メディアで「TOP2」以内、悪くてもTOP3には必ず名を連ねています。
特にESPNなど一部メディアでは、その攻撃的なスタイルと圧倒的なスキルを評価し、ウシクを抑えて1位に選出しているケースも見られます。
脅威のライバルたちと新世代の台頭
2025年のPFP戦線は、かつてないほどの激戦区となっています。
オレクサンドル・ウシク(ヘビー級)
クルーザー級完全制覇に加え、ヘビー級でも4団体統一(その後一部返上)を成し遂げた現代のレジェンド。最重量級で無敗を貫く実績は、PFPの定義上、どうしても高く評価されます。彼が引退を表明するまで、井上尚弥との1位争いは続くでしょう。
ジェシー・"バム"・ロドリゲス & 中谷潤人
2022年当時にはまだ「プロスペクト」枠だった選手たちが、今やPFPトップ10の常連になっています。
特にスーパーフライ級~バンタム級で圧倒的な強さを見せる彼らの存在は、井上尚弥にとっても「過去の自分」を見るような脅威となりつつあります。
一部のファンからは「井上vs中谷」のドリームマッチを熱望する声も止まりません。
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まとめ:フェザー級での「第2章」へ
井上尚弥がリング誌PFP1位になってから数年。
その座を守り、あるいは奪還し続ける過程で、彼はボクシング界の常識を覆し続けてきました。
2025年末の現在、ファンの視線はすでに次のステージ「フェザー級(5階級制覇)」へと向けられています。
- スーパーバンタム級での仕事は完了したのか?
- フィジカルの壁と言われるフェザー級でもKOを量産できるのか?
もしフェザー級でも主要団体を統一するようなことがあれば、PFP1位の座は、誰の異論もない形で井上尚弥のものとなるでしょう。
「井上尚弥劇場」は、まだクライマックスではありません。さらなる伝説の目撃者になれることを楽しみにしましょう。
おわり

