WBSスーパーフライ級タイトルマッチ、王者のシーサケットVSエストラーダのリマッチは、エストラーダの判定勝ちでリベンジ成功で新王者になりました。
激しい攻防、駆け引き、テクニックなど詳細を書いていこうと思います。
シーサケットVSエストラーダ2
WBC世界S・フライ級タイトルマッチ、シーサケット・ソールンビサイVSフアン・フランシスコ・エストラーダの対戦は今回が2度目です。
前回のタイトルマッチは2018/02/24日、シーサケットが僅差の判定でエストラーダを下しています。
○12R判定 2-0(115-113、114-114、117-111) ✖エストラーダ
この判定には物議をかもし、今回がリマッチ。
そして本日2019・4・26(日本時間27日)DAZN(ダゾーン)で生中継されました。
シーサケットプロフィール
シーサケット・ソー・ルンビサイ
生年月日:1986年12月8日
国籍:タイ
戦績:52戦47勝(41KO)4敗1分
【獲得タイトル】
ABCO(WBCアジア)スーパーフライ級王座
WBCスーパーフライ級シルバー王座
第24代WBC世界スーパーフライ級王座
第27代WBC世界スーパーフライ級王座
過去には八重樫東の咬ませ犬として来日してからロマゴンを倒すまでに成長。
さらにロマゴンとのリマッチもKOで返り討ちにして、現在パウンドフォーパウンド8位にまで上り詰めた。
エストラーダプロフィール
本名:フアン・フランシスコ・エストラーダ・ロメロ
生年月日:1990年4月14日
国籍:メキシコ
戦績:41戦38勝(26KO)3敗
【獲得タイトル】
WBCスペイン語圏スーパーフライ級王座
WBC世界スーパー フライ級シルバー王座
第15代WBO世界フライ級王座
WBA世界フライ級スーパー王座
シーサケットVSエストラーダ戦のファイトマネーは
今回のシーサケットVSエストラーダ戦のファイトマネーですが、
- シーサケットが50万ドル(5580万円)
- エストラーダが20万ドル(2230万円)
やはりチャンピオンは防衛を重ねるごとにファイトマネーが上がっていきますね。
ちなみにですが、これが中量級の人気選手になると、元2階級制覇王者ジェシー・バルガス(米)は120万ドル(約1億3390万円)です。
スーパーフライ級は軽量級なので注目も低いのですね・・
シーサケットVSエストラーダ試合詳細
それでは、シーサケットVSエストラーダリベンジマッチの詳細を。
各ラウンドの詳細を見てみましょう。
あくまで個人的な見方です。
1ラウンド
出だしからエストラーダの動きがいい!一方のシーサケットは動きが重いような印象を受けました。
序盤からエストラーダ打ち合っています。これで12ラウンド持つのかと言うくらい。
シーサケットも接近戦で随所にショートパンチを打つが、エストラーダの回転力が上回り、エストラーダの優勢
2ラウンド
このラウンドからエストラーダはアウトボクシングに切り替える。
シーサケットもやっと本領発揮か、ショートレンジでエストラーダを追い込んで攻撃を仕掛ける。
シーサケット優勢
3ラウンドから9ラウンドまで
このラウンドもエストラーダはアウトボクシング、打っては離れてシーサケットの攻撃をかわしていく。
シーサケットどうした??いつもの動きがなくパンチも単発に終わり、逆にエストラーダのいいところばかり目立つ。
中盤以降はエストラーダがシーサケットの動きを見切った感があり、巧みなステップでシーサケットのパンチをかわしてロングフックや左フックをヒットさせる。
シーサケットはちょっと効いてきたか、相変わらず精彩がない。
会場は「メヒコ」コール!完全にエストラーダのホームになってます。
10ラウンド~12ラウンド
ここからシーサケットヤバいと思ったか、攻勢にでる、接近戦で細かいパンチをエストラーダに打ち込み、やっとシーサケットらしい攻撃に。
恐らく10~12ラウンドはシーサケット優勢だったのではないか?
だがエストラーダも余裕の表れか、少し休んでいるようで、少しシーサケットのパンチをもらったら、再びアウトボクシングをして必要以上に被弾しない。
最終ラウンドはシーサケット、エストラーダも攻撃しあい、いい展開でした。
だがエストラーダがポイントを獲っていると確信したか、余裕の試合運びを見せていました。
判定結果は?
12ラウンドはお互いに打ち合い判定に
判定結果は?この瞬間がいつもドキドキします・・・・
・・・
・・
・
ファン・フランシスコ・エストラーダが3-0
- 116-112
- 115-113
- 115-113
でシーサケットを完封!見事判定勝ちを収め、WBC世界スーパーフライ級王座を獲得!
新チャンピオン誕生です!
エストラーダがパウンドフォーパウンド8位のシーサケットを破りました!
関連記事:【ボクシング】パウンドフォーパウンド(PFP)史上最強は誰だ!
まとめ
今回DAZN興行、シーサケットVSエストラーダ2ですが、フアン・フランシスコ・エストラーダがシーサケット・ソールンビサイを終始アウトボクシングに徹して3-0の判定で下しリベンジ成功いたしました。
これは前回の反省か、シーサケットに打ち合って分が悪かったか、エストラーダ今回はヒットアンドウェイ戦法で勝利しました。
これでスーパーフライ級戦線がめまぐるしく動きそうです。
この階級には井岡一翔がいますので、エストラーダVS井岡一翔が観れたらワクワクしますね!
一方のシーサケットですが今回は動きが悪く、精彩を欠いていました。
モチベーションの低下か、燃え尽き症候群か・・それとも年齢からくる衰えか。
地位も名誉も得ましたが、ロマゴンを倒した時の様にもう一度立ち上がってほしいですね
おわり