最近記事の更新が滞っていまして井上尚弥VSダスマリナス戦を書いていなかったので、プレイバックとして書いていきます
やっぱり尚弥はスゴイ!
井上尚弥VSダスマリナス
2021年6月19日、WBAスーパー/IBF世界バンタム級タイトルマッチ
井上尚弥VSマイケル・ダスマリナス
ラスベガスのヴァージン・シアターで行われました。この会場にはノニト・ドネアとカシメロも観戦に来ていましたね
簡単にダスマリナスの経歴を
本名:マイケル・A・ダスマリナス
生年月日:1992年8月20日
国籍:比
戦績:36戦31勝(21KO)3敗2分
【獲得タイトル】
PBF比国スーパーフライ級暫定王座
WBCスーパーフライ級ユース王座
PBF比国バンタム級王座
IBO世界バンタム級王座
IBFではランキング1位の選手でしたね
普通に考えればランキング1位なのでとっても強い選手なのですが、尚弥にとっては世界ランカーは相手ではない??
井上尚弥VSダスマリナス 試合詳細
・1R
ダスマリナスはサウスポースタイル、尚弥はオーソドックススタイル、静かな立ち上がり・・
だがラウンド始まってダスマリナスの右のジャブに対し、尚弥はいきなり左を合わせてきました!これにはダスマリナスは少々焦ったのではないか。序盤でダスマリナスの右を封じてきました。
さらにダスマリナスは右のフック気味のジャブを放ったら、また尚弥が左をのカウンターで合わせてきてあともう少し深く当たっていたらそこで終わっていたのでは?と思うほどの尚弥の左オーバーハンドフック、これで完全にダスマリナスは後手後手に回りましたね
尚弥有利の1ラウンド
・2R
このラウンドもダスマリナスは防御で精一杯な感じを見受けます。でも時折右ストレート気味のジャブを放っていますが、尚弥はあまり気にしないような感じ
尚弥は右ストレートにボディーにと重いパンチを放っていますが、ダスマリナスは何とかブロックして防御。
ですが、ラウンド後半に尚弥のコンビネーションブローからの左ボディーで少し動きが止まり、尚弥はさらに左ボディーを放ってダスマリナスダウン!!
会場からも歓声が・・
このラウンド尚弥10-8ですね
・3R
このラウンドは尚弥はガードをだらりと下げて打ってこいと言わんばかりに距離を縮めます。
ダスマリナス右ジャブ打つが尚弥額で受け止める。さらにダスマリナス右フックや左ボディーも打つが尚弥が巧みなステップでさらりとかわす・・ホント尚弥のディフェンス力はスゴイ!
尚弥がプレッシャーをかけ続けてダスマリナス追い回してコーナーに追い込み、ドネアをダウンさせた「右アッパーからの左ボディーブロー」が炸裂!ダスマリナス動きが止まり、尚弥さらに強烈な左ボディーが入りダスマリナスダウン!
痛そうだが、何とか立ち上がり再開、。だが尚弥のピンポイント左ボディーでダスマリナス二度目のダウンで悶絶!ここでレフリーが試合を止めて、3ラウンド2分45秒TKO勝利をおさめました。
ドネア、カシメロのインタビュー
この試合はWOWOWで放送されていて、尚弥の勝利者インタビューの後に観戦に訪れていたノニト・ドネア、さらにはカシメロもWOWOWのインタビューに応じていただいていました。
これはとても貴重なインタビューでしたね。
ドネアは尚弥に対しさらに強くなっていると言っていたのが印象的でした。さらにはカシメロのインタビューもあり、尚弥との対戦に「楽勝だ」と自信満々な表情で応対、この時はね・・一時はドネアはVSカシメロとの報道もあったが、カシメロの行き過ぎる挑発にドネアが激怒でキャンセルに。またこの後カシメロは体重超過により過激な減量で入院、さらには暴行未遂や禁止されているサウナ減量でタイトル剝奪予定と落ちていくカシメロがうかがえます。
まとめ
井上尚弥VSダスマリナスのWBA/IBF世界バンタム級タイトルマッチは、井上尚弥の3ラウンドTKO勝利でタイトル防衛を果たしました。
結果から言うと危なげない試合運びで、ランキング1位の選手に対し何かを試しているかの様でありました
また試合後には、ノニト・ドネアとカシメロがWOWOWのインタビューに応じるというとっても貴重な場面もあり、バンタム級のトップ戦線は面白くなりそうです