井上尚弥が先日、パウンドフォーパウンドで6位にランクインされました
パウンドフォーパウンドTOP10では世界の「最強」王者たちがひしめく聖地です
その聖地に井上尚弥が6番目に入っていて(海外ボクシング専門メディアのワールドボクシングニュースから)
ここで私は、「井上尚弥がパウンドフォーパウンドの1位になるにはどうしたらいいか」
というのを独自視点で書いてみました!
パウンドフォーパウンドTOP10
現在のパウンドフォーパウンド強者達の紹介
※ボクシング界では最も権威ある専門誌といわれるリング誌参照
リング誌では井上尚弥は現在7位にランクされています
10位:シーサケット・ソールンビサイ
9位:ギレルモ・リゴンドー
8位:エロールスペンス・ジュニア
7位:井上尚弥
6位:ミゲル・アンヘル(マイキー)ガルシア
5位:サウス・カネロ・アルバレス
4位:セルゲイ・コバレフ
3位:ワシル・ロマシェンコ
2位:テレンス・クロフォード
1位:GGG・ゲンナジー・ゴロフキン
ランキング1位になるには?
今年から井上尚弥はバンタム級に階級を上げて試合を行います
そしてパウンドフォーパウンド1位になるにはまずはバンタム級で王者にならないとです
そしてバンタム級のチャンピオンたちのパウンドフォーパウンドランキングを見てみると、別の記事でも書きましたが
- WBA世界スーパー王者、IBF世界王者のライアン・バーネット(英国)は30位 18戦18勝(9KO)
- WBA世界王者のジェームス・マクドネル(英国)は32位 32戦29勝13KO2敗1分け1無効試合
- WBC世界王者ルイス・ネリ(メキシコ)は42位 25戦25勝(19KO)無敗
- 3月1日にネリと雪辱戦に挑む山中慎介は45位 30戦27勝(20KO)1敗2分
- WBO世界バンタム級王者、ゾラニ・テテ(南アフリカ)は50位から選外 29戦26勝3敗
となっています。
これは過小評価しすぎだろうと思いますが、サッカーの世界ランキングと一緒で、これは侮れません
ランキング下位にいても試合から遠ざかっているとランキング下がりますし、選手自体に実力はあります
まず、ライアン・バーネットはアマエリートの所は井上尚弥一緒ですね!
- 2009年度アイルランドライトフライ級王座(アマチュア)
- 2010年度ユースバンタム級ライトフライ級金メダル(アマチュア)
このアマチュアの成績を引っ下げて順調に世界チャンピオン、なんと初防衛戦がWBAバンタム級スーパー王者統一戦で判定勝利
ライアンバーネットは井上尚弥と似た成績に見えますが、いわゆる危険を冒さない安全運転
相手に合わせた試合やクリンチを多投して、「負けない」試合をするボクサーです
また井上尚弥とのマッチメイクは厳しそうです
なぜかと言うと、ライアンバーネットのプロモーターが強敵との試合は避ける傾向にあるからです
WBOバンタム級王者のゾラニ・テテがライアンバーネットと統一戦を申し込んでいるが、バーネットのプロモーターが「ハイリスクローリターン」という判断をしています
やはりゾラニ・テテの圧巻開始11秒KO勝利は脅威に感じたのでしょう。
なので井上尚弥VSライアン・バーネット戦は実現△×ですね
次にジェームスマクドネルですが、こちらはスーパーバンタム級に転向の意思をしています
なので井上尚弥との対戦は×
2018.3.12更新
井上尚弥VSジェームスマクドネルとの対戦が、5.25に決まりました‼
消去法で行って、マクドネルしか空いていなかったのが現状ですが
モンスター井上尚弥と対戦してくれるなんて
ボクシングは、何があるかわかりません。なので楽しみですね
更新:ジェームス・マクドネルVS井上尚弥は、圧巻の1ラウンドKO勝利でWBAバンタム級新王者で井上尚弥は日本人最速3階級制覇達成!
次にルイス・ネリですが、井上尚弥との対戦の前に3月1日に山中慎介とのリターンマッチがあります
これをクリアすれば井上尚弥との対戦も見えてきます
ルイス・ネリ陣営も井上尚弥との対戦を前向きに考えています
井上尚弥VSルイス・ネリ戦実現の可能性△
2018.3.12 更新:ルイスネリが今度は体重オーバーで失格⇒減量せずに山中慎介と試合決行
結果は2ラウンド、ネリのTKO勝利⇒山中慎介引退ですが、体重オーバーを重く見たJBCは
ルイスネリを永久追放に、WBCは、無期限試合停止、ファイトマネー70%カットの厳罰
井上尚弥がネリ退治をするかもしれません!
最後にゾラニ・テテですが、こちらもかつて井上尚弥と対戦したオマール・ナルバエスとの試合が2月10に予定されています
井上尚弥VSオマール・ナルバエス戦は井上尚弥にとっていい判断材料になるのではないでしょうか?
当時無敵のオマール・ナルバエスを圧勝の2R KO勝ちの井上尚弥ですから対ゾラニ・テテ戦はいい指標になりそうですね
ゾラニ・テテがオマール・ナルバエスに圧勝したら井上尚弥も危機感を抱かなければいけないかもです
ただ、オマール・ナルバエスは42歳です。この年まで節制がすごいですね!ただ体力がどうだか
それでもWBOバンタム級1位にランクインしています。これはナルバエスに拍手を送らなければいけませんね
ナルバエスはゾラニ・テテに勝って井上尚弥とのリベンジマッチを望んでいるのでしょうか?
ゾラニ・テテが勝ったとしても、テテは、井上尚弥との試合の準備は出来ていると言っています
しかしスーパーフライ級でもアンカハスが井上尚弥とやると言っておいて逃げたから、どこまで信用していいやら・・
井上尚弥VSゾラニ・テテ戦実現の可能性△
井上尚弥の次戦で一番の実現の可能性は、ゾラニ・テテかルイス・ネリになりそうですね
まあ、テテもネリも目先の試合に勝った場合ですが・・
一方の井上尚弥ですが、バンタム級に階級を上げてからのパワー不足に関しては問題ない思います
よく、階級を上げるとその階級の「身体」になるまである程度時間がかかるので不利と言われていますが、井上尚弥の本来の階級はスーパーバンタム級!
まだバンタム級でも足りないと思います
普段の体重から減量だと、以前は5kgの減量で済みましたが、今は8㎏の減量になっているそうです
バンタム級⇒53.52㎏
スーパーバンタム級⇒55.34㎏
なのでこれまでの調整でしたら、スーパーバンタム級が井上尚弥の適正階級ですね
ただ、まずはバンタム級でチャンピオンを目指し3階級制覇、少し防衛を済ませた後にスーパーバンタム級に挑むと思います
井上尚弥は「強い相手」と試合をしたがっています。現在の大橋ジムに入会時にも「強い選手と対戦させてください」と言ったそうです。
それほど自信があるのですね、又は井上尚弥自身が”単純に”強い相手に挑むのが好きなのかなとも受け取れますね
強い相手、ファンが望む相手を井上尚弥は逃げずに挑んでいく選手です
順当にルイス・ネリやゾラニ・テテに勝てばランキングは上がり、またスーパーバンタム級に階級を上げてそこでも王者になれば日本人初の4階級制覇ということもあり、確実にランキングは上がりますね
また大橋ジムの大橋会長はフェザー級までは狙えると言っています
現在の練習パートナーは3階級上となるフェザー級の世界ランカーが務めていて、あと1歩で王座奪取を取れていた実力者
そのフェザー級世界ランカーとバチバチに打ち合っていますのでフェザー級の王者となったら前人未到の5階級制覇も夢ではない
過去に6階級を制覇した「フィリピンの英雄」マニー・パッキャオみたく、日本のパッキャオにさせようとしているようです
かつてパッキャオもパウンドフォーパウンド1位の選手
5階級制覇を果たせたらパウンドフォーパウンド1位になれる可能性大ですね‼
強さのルーツ・・
そんな”Monster”井上尚弥の強さのルーツ
ジムの大橋会長も言っていますが、まず「天性の素質があり、非常に謙虚で素直である」という事
特に謙虚で素直の部分は、ボクシングに限らずいろんな分野で成功をしている方は皆そうだと思います
初心を忘れず決して慢心しない、あぐらをかかない。
一方で少しの成功で自分を見失って落ちていく人はたくさんいますが
そのぶれないメンタル+天性の素質があったら鬼に金棒状態ですよ!
井上尚弥は天狗にはならない人と大橋会長は言っています
会長が一番心配していたのがこの部分とおっしゃっています。井上尚弥はその天狗の部分がない
練習後はコーチのお父さんと基本のワンツーの復習をしているそうです。ほんと抜かりはない
また感情の波もなく、いつも「淡々と」練習や試合をこなすようです
この淡々とというのはとっても大事な部分、凡人だと何かに反応して熱くなってしまったり、感情の起伏が激しかったりして我を忘れて大きな失敗をしてしまいます
井上尚弥はそれもなく、そつなくこなす。相当メンタルが強いのだろうと思います
練習も試合もいつもと一緒、これが本当に難しい・・それをあっけなくやれてしまう井上尚弥はやはりMonsterなのですね
技術に関しても、井上尚弥の左ジャブは並のボクサーのストレートに相当すると聞きます
ジャブを警戒したら右ストレートが飛んでくる↓
ストレートを警戒したらボディーブローが飛んで来る↓
クリンチや接近戦に行ったらアッパーが飛んでくる↓
またサウスポーにチェンジして攻撃したり、変則的な攻撃もできる
サウスポーでも世界ランカーを圧倒する実力
これって・・手の打ちようがない。相手からしたらお手上げ状態です
井上尚弥は、あのスーパーフェザー級王者のロマチェンコみたいな選手ですね
相手が何もできずに棄権に追い込む・・
階級は違えど井上尚弥とロマチェンコが戦ったらどうなのだろうと想像が膨らみます!
リゴンドーとロマチェンコ戦が実現できたので、やれるのではないかと期待しちゃっている自分がいます
それほど井上尚弥の技術とメンタルは抜きんでている状態と言えますね
まとめ
勝手な想像で井上尚弥がパウンドフォーパウンド1位になるにはどうしたらいいかを考えてみました
また井上尚弥のマッチメイクはもう、有料放送でないと視聴できない選手になろうとしています
ファイトマネーの関係等そうしないと試合が組めない恐れがあると思います
それほど世界が注目する選手です
また強さの秘密は、決してブレなくいつも一定な心で過ごせる事ではないでしょうか
凡人にはとても難しい事です
もちろん苦しい練習も人の何倍もこなしています
天性の素質+努力+謙虚+それらを淡々とやり遂げる事ができるメンタル
まるでイチロー選手みたいですね
井上尚弥は、ほんとに日本の宝です ただ怪我だけが怖い
「日本の至宝」井上尚弥がパウンドフォーパウンド1位になる事が、夢から現実になったらファンとしたらとっても嬉しいです
おわり