日本ボクシング界にとってショッキングなニュースが飛び込んできました
尾川堅一がドーピングで王座剥奪の可能性・・
あの内山高志氏の後にスーパーフェザー級でチャンピオンになったのに・・
まさか不正はしていないと思うけど、実際はどうなのか?
また原因は何なのかも探っていきたいと思いますが、尾川堅一選手の事はあまりよく知らなかったので詳細も調べてみたいと思います
プロフィール
尾川堅一おがわ・けんいち、
生年月日:1988年2月1日
身長:173㎝
右ボクサーファイター
所属ジム:帝拳ジム
現IBF世界スーパーフェザー級王者
戦績:24戦23勝17KO1敗
獲得タイトル
- 第68回東日本新人王トーナメントスーパーフェザー級部門優勝・MVP
- 第58回全日本新人王決勝戦スーパーフェザー級部門優勝・MVP
- 第46代日本スーパーフェザー級王座(防衛5)
- IBF世界スーパーフェザー級王座(防衛0)
尾川堅一はバックボーンは日本拳法出身
元WBA・WBC世界スーパーフライ級王者の渡辺二郎氏と一緒ですね
しかもKO率が高い!ハードパンチャーですね
父の影響で2歳から習った日本拳法は
- 小学時代に全国優勝
- 明大ではインカレ団体制覇
- 個人では全日本4位
競技は体重無差別
勝利の9割はパンチ一閃(いっせん)。右の拳で、「ヘビー級」をも沈めてきた。
可能にしたのは、間合いを一気につぶす大胆な踏み込み
こう経歴を見ると、ボクシングエリートならぬ日本拳法エリートですね
格闘技の歩みは井上尚弥らと同じで小さなころから実績を積んで結果も出しています
そして
2017年12月9日、マンダレイ・ベイ・リゾート アンド カジノで
IBFスーパーフェザー級5位のテビン・ファーマーとIBF世界スーパーフェザー級王座決定戦を行い、
12回2-1(116-112、115-113、112-116)の判定勝ちを収め王座獲得に成功しました
初の海外戦で敵地アメリカで、世界戦初挑戦、そのプレッシャーがをはねのけてのタイトル奪取
日本人選手として36年ぶりに米国で世界王座奪取
ドーピング?
そんな王座を死に物狂いで獲得した尾川堅一だが、ドーピング疑惑が持ち上がりました
筋肉増強作用のある禁止薬物「テストステロン」の陽性反応を示していたことが19日、関係者への取材で分かったといいます
これによってIBFがこの試合を無効試合として尾川の王座を剥奪する可能性も出てきてしまいました
尾川堅一は試合当日の検査では陰性だったそうだが、試合数日前の抜き打ち検査で陽性だったという
えっこれはホントに薬物使ったの?と思いましたが、本田明彦・帝拳ジム会長は
「検査時に通訳不在で言葉が通じず、アトピーの薬の申告漏れがあった。
飲んだ薬については既にNSACに報告しており、問題ないと思っている」と説明していますが・・
これは話がこじれそうですね。。
いったん陽性反応が出てしまうと、結果は覆らないと思います
結果は報告しているとしていますが、帝拳ジム側の落ち度といえばそれまででは?と個人的に思います
帝拳ジムは大手のジムですし、世界戦も何十回と開催しています
抜き打ちのドーピング検査は承知のはず。世界戦に初挑戦するという事で隙を見せずに対応してほしかったですね
近いところでは、WBC世界バンタム級タイトルマッチで当時王座の山中慎介VSルイス・ネリ戦でも
ネリ選手が禁止薬物を使用していたという事で揉めましたが、WBC側は「根拠がない」という事で再試合を指名したにとどまりました
団体によって違いますが、ひょっとしたら尾川堅一はもう一度再試合になる可能性もありますね
もし仮に王座剥奪になると、その後も出場停止もついてきてしまうので、(半年間とか)
そうなるとブランクというか試合勘が失われてしまいます
尾川堅一はもうすぐ30歳、残りのボクシング人生はそんなに長くはないので
ちょっと心配です
まとめ
念願の世界奪取を勝ち取った尾川堅一ですが、ここに来て思わぬ落とし穴にハマってしまいました
意図的に禁止薬物を使用したことは絶対にないですが、ジム側も本人も細心の注意が怠ったのではと思います
オリンピック選手でもかぜ薬さえも飲めませんし、抜き打ち検査も突然検査員が訪問してきたりして尋常じゃないほどです
ボクシングはそこまでではないと思いますが、やはりしっかり準備をしないと後で後悔します
ちょっと暗い話になってしまったので、ここで話題を変えて行きます
尾川堅一と那須川天心がスパーリング!
ジムのオープニングパーティーでキックボクシング界の神童こと那須川天心選手と
帝拳ジムの後輩、尾川堅一選手のこけら落としのマスボクシングが行われました。
那須川天心が尾川堅一に引けを取らないボクシング技術を披露しています
尾川堅一も本気ではないですがね。。
尾川堅一のドーピング問題、どうなるか心配です
おわり