井上尚弥の評価がうなぎのぼりなのは言うまでもありませんが、そんな井上尚弥がさらに上へ行くには?
また大橋会長は、井上尚弥を5階級制覇させるという計画があります
今の軽量~中量級ではロマチェンコがTOP
少し前でしたらパッキャオやドネア
そんなレジェンド達と肩を並べるにはどうしたらいいか検証したいと思います
井上尚弥とロマチェンコ、パッキャオ、ドネア
ワシル・ロマチェンコ
通称「ハイテク」のニックネームを名乗るロマチェンコ
オリンピック2連覇の名の通り、基本技術はもちろん、上下に打ち分けるコンビネーションや巧みなステップで相手の急所を狙い撃ち
ロマチェンコと井上尚弥の違いは、階級は別として
- パンチの手数はロマチェンコが多い
- コンビネーションや破壊力は一緒
- サイドステップなど巧みなステップはロマチェンコ
こう見ると、井上尚弥がより最強になるには、パンチの手数がもう少し必要かもしれません
それと、最近の井上尚弥の攻撃は、ベタ足て一発一発力を込めて打っている印象なので、もう少しパンチの強弱を出来たら尚いいと
プラス、サイドステップができたら無敵です。これはロマチェンコと田中恒成が得意ですね
マニー・パッキャオ
貧困から脱出してフライ級からスーパーウエルター級まで6階級制覇したフィリピンの英雄。
アジアでは最も成功したボクサー
元パウンドフォーパウンド1位。世界で最も影響力のある人物100人に選抜される
- 一発の破壊力はパッキャオ
- ハンドスピードもパッキャオ
- ステップインの速さもパッキャオ
当時のパッキャオは最強でした!
一瞬にしてステップインしてバチバチと破壊力抜群のパンチをお見舞いする
そのスピードはとんでもない早さでした
井上尚弥にまだそのスピードはないですが、体幹やバランストレーニングを実践していて向上しています
ノニト・ドネア
世界5階級制覇王者。(フライ級からフェザー級)
アジア人として初めて主要4団体(WBA・WBC・IBF・WBO)全てで世界王者となった
ニックネームはフィリピンの閃光
あの西岡利晃からKO勝利を得ている
少年時代はひどいいじめを受けていて、その対策としてボクシングを習う。リアル幕の内一歩ですね
- ハンドスピードは井上尚弥同等
- ステップインはドネア
- 破壊力はドネア、カウンター技術は同等、パンチ手数は井上尚弥
ハンドスピードは同等でしょうか
破壊力はドネアがやや有利か、カウンター技術はドネアも井上尚弥も同じ左ストレートフック系で相手をダウンさせています
一方でドネアはKOにこだわるあまり、手数は多くありません
この手数に関しては井上尚弥が多いですね
しかも、ドネアはオマール・ナルバエスと対戦して判定勝ちしていますが
井上尚弥はナルバエスと戦い2ラウンドKO勝ちしています
この時点で井上尚弥有利かな
井上尚弥が最強の称号を得るには?
このレジェンド達と比べても、井上尚弥は技術的には、そんなに離れていないと思います
すでに備わっているのもありますし
これプラス、あとやならなければいけないのは、強い選手、スター選手と戦う事ですね
ここでも井上尚弥は不運と言うか、スーパーフライ級では、井上尚弥に「逃げて」しまったので強い相手と戦う事ができなかった
強いて言えば、スーパーフライ級でのデビュー戦で伝説の選手、オマール・ナルバエスに勝っただけではないでしょうか
このナルバエス戦で井上尚弥の評価は大きく高くなり、こぞって世界の注目の的になりました
これ以来、強豪相手は逃げてしまって、中堅な相手としかできなかった+拳の怪我もあり満足の行く階級ではなかった
一番の残念は、当時最強だった「ローマン・ゴンサレス」(ロマゴン)と戦えなかった事ですね
もしロマゴンと戦えていたら、今頃もっと井上尚弥の評価は高く、パウンドフォーパウンドでも上位に来ていたと思います
早くからロマゴン戦を見据えてトレーニングをしていたのに、ロマゴンはシーサケットに完敗(KO負け)
ロマゴン株は急落、井上尚弥はスーパーフライ級にいる意味がなくなり、減量も限界でバンタム級に転向します
バンタム級に階級を上げ、5.25に初戦がWBA世界タイトルマッチで王者のジェイミー・マクドネルと対戦します
バンタム級では相手は逃げたりしないみたいで良かった・・
ここで井上尚弥は長期政権を狙うかもしれません
勝てば、WBAのスーパーチャンピオンのライアンバーネットと対戦か?
または、ルイス・ネリが体重オーバーで空位となったWBCも狙い統一するか
IBF空位なので、そこも狙うか
WBOチャンピオンのテテが「井上尚弥は私との対戦を逃げた」と言っていたが、テテが怪我さえしなかったらすぐにでも対戦したのに
WBCはルイスネリ対山中慎介が入っていたし
消去法でジェイミー・マクドネルしか空いていなかった・・
井上尚弥だったら、バンタム級4団体(WBA,WBC,WBO,IBF)チャンピオンになれると思います
そうしたら世界から最強の称号を得られることができます
4団体統一チャンピオン
スーパーライト級
ミドル級
ジムの大橋会長は、井上尚弥を5階級制覇計画を考えています
「尚弥を日本のパッキャオにする」と
5階級と言うと、フェザー級までですね
- ライトフライ(王者)
- スーパーフライ(王者)
- バンタム
- スーパーバンタム
- フェザー
現在も練習パートナーは、なんとフェザー級の世界ランカー
あと1歩で王座奪取を逃した実力者がスパーリングパートナー
こんな選手とバチバチ打ち合っているんだから、そりゃフェザー級までなら狙えないわけないですよね
今後の構想
今年バンタム級チャンピオンになって3階級制覇↓
同級チャンピオンとしてビッグマッチの好機をうかがいながら防衛を続ける↓
19年中には1階級上のスーパーバンタム級に転向↓
日本初の4階級制覇を狙う
大橋会長は「現時点で、スーパーバンタム級が尚弥の適正階級」と分析
20年までは同級で防衛を重ね、21年には夢の5階級制覇へ、井上尚弥が27歳くらいの時でしょうか
大橋会長は「あっと驚くことをしたい」と、言っています
パッキャオに続く「アジアの至宝」
まとめ
井上尚弥のボクシング技術は、ロマチェンコやパッキャオ、ドネア級に匹敵すると思います
まだ完全ではないですが、スピード、パワー、テクニックはレジェンド達に近いところまで来ている
あとは、それを証明するために、強い相手と戦わなければいけないのですが、井上尚弥が強すぎるて相手が逃げてしまうという現実が
そこでバンタム級に階級を上げ、王座獲得を狙います
そして徐々に階級上げ、フェザー級まで前人未到の5階級制覇計画を大橋会長はぶちまけました
すでに今から、フェザー級のランカーとスパーリングを行っていますので、このまま順当に行けば夢ではないと思います
井上尚弥はとても謙虚で研究熱心、浮ついたことはありません
過去の名チャンピオンも晩年は奇行に走ったりした人はいますが、井上尚弥だったらブレないと思います
5階級制覇したら、国民栄誉賞ものですよね 日本人初ですから
今後の井上尚弥が本当に楽しみです
日本のエースがボクシング界を引っ張ってほしい
おわり