今現在、井上尚弥とゲンナジー・ゴロフキンともにパウンド・フォー・パウンドにランキングしていて
ゴロフキンは1位にランク、井上尚弥は7位にランクインしています
井上尚弥はスターダムにのし上がろうとしていて、ゴロフキンはすでに最強の称号を獲得中
そんな井上尚弥ととゲンナジー・ゴロフキンの共通点はあるのだろうか?
色々調べた結果、いくつか共通項が見つかりました
その共通点を書いていこうと思います
それと、ファイトマネーはどれくらいもらっているのか、井上尚弥との差はどれくらいあるのかも検証したいと思います
井上尚弥とゴロフキンの共通点
現在ボクシングで世界最強のゴロフキンと”Monster”井上尚弥の共通点は?
打たせず打つ
井上尚弥もゴロフキンもパウンドフォーパウンドだけあって、攻撃と防御のバランスはいいです
そんな2人のボクシングは打たせずに打つことができる事
いくら攻撃が強くても、ディフェンス面がダメだったらボクシングになりません
観ている方でしたら、スリリングな攻防で楽しいかもしれませんが、これでは早くボクサーの寿命が来てしまいます
最悪、パンチドランカーになる恐れがあります
井上尚弥は最初の1,2分くらいで相手の力量、攻撃性がわかるといいます・・すごい
こうして分析をして打たれないように、しっかり防御をして攻撃します
ゴロフキンも、これまでまともに打たれたことはありません。打たれていないので、顔もすごくキレイです
相手のパンチの当たらない場所に身体を置き、攻撃を仕掛けていますね
コーナーへの追い込み方にムダがない
井上尚弥もゴロフキンも、たえずプレッシャーをかけて、相手を四隅のコーナーへ追い込むのが上手いです
相手は、あっという間に逃げられない四隅のコーナーへ追い込まれて、なすすべなしの状態を作ります
べた足でパンチや目でのフェイントで徐々に追い込む。相手も手を出すけど、よけられて圧力に負けてコーナーへ・・
そこでラッシュ!ゴロフキンの攻撃パターンはこんな感じです
井上尚弥はコーナーに追い込んで左ボディーブローや左ストレートフック系のカウンターでいくつもダウンを奪っています
パンチ力が半端ない
井上尚弥もゴロフキンもパンチ力が桁外れです
井上尚弥のKO率は87% ゴロフキンのKO率も87%
試合数は違いますが(井上尚弥15戦13KO 、ゴロフキン38戦33KO )どちらも非常に高いKO率を誇っています
井上尚弥はパンチ力がありすぎて自分の拳を痛めてしまいます・・
これはハードパンチャーの宿命です。過去には【KOダイナマイト】元WBAスーパーフェザー級王者の内山高志氏も拳の怪我に悩まされていました
内山高志(27戦20KO KO率74%)
一方のゴロフキンのパンチは「堅い、ハンマーや鈍器で殴られてる様だ」と対戦相手は証言しています・・
「ハンマーや鈍器」が飛んで来たらひとたまりもありませんね・・・・怖い怖い
井上尚弥とはパンチの質は桁違ですね!
”ハンマーや鈍器で”ドンっと振り下ろしてKO勝利と
それが連続17KO防衛とつながったのですね
とても謙虚
やはり、一流の人はどんな分野であれ謙虚なのでしょう
人間としての器がとても広いです
井上尚弥もゴロフキンも偉そうにしたり、横柄な態度を取ることはしません
並みのボクサーであるほど、少しの成功で有頂天になり急に態度が変わっていく人もいます
メンタルの欠如、そういう人はすぐ堕ちていき、今は何をしているか知りません・・
井上尚弥もゴロフキンもすごい戦績を挙げているのにも関わらず、「初心の心忘るべからず」
井上尚弥は、お父さんと今でもワンツーの基本動作などを行っています
決して派手にハチャメチャにふるまう事もせず、淡々と作業をこなしています
ゴロフキンもジェントルマン!
普段のゴロフキンは、ホントにボクサーか?いうほど落ち着いていて、いつも笑顔を絶やさない、相手に対しての気遣いがすごいです
試合が終わった翌日に相手や関係者にコーヒーを注文しに行ったり、村田諒太がキャンプに参加時にはテレビクルーに「ソーリーソーリー」ってその場をどいたり・・
強がったり威嚇したりすることは絶対にしない、人格者です
ゴロフキンは国の事情で毎日生きるか死ぬかの生活を強いられていたので
ソ連が崩壊してカザフスタンが独立し、食べるものも困る日々で家族を守らなくてはいけない状況だったので、精神的に強くなくては生きていけなかった
なのでちょっとやそっとの事では動じない強い心がついたのだと
同時に人に優しくなれるのだと
ファイトマネーは
井上尚弥とゴロフキンのファイトマネーはどれくらいもらっているのだろうか
以前のゴロフキンのファイトマネーは、1億8000万円~2億8000万円くらい
昨年9月の対サウルアルバレス戦は300万ドル(約3億3000万円)
アルバレスは500万ドル(5億5000万円)です
プラスPVV(ペーパービュー)ボーナス
最強=ファイトマネーも最高ではないのですね
ファイトマネーは選手の人気度によっても違ってきます。ボクシングも興行なので
人気面で言うとゴロフキンよりもサウル・アルバレスの方が人気が高いです
過去にはフロイド・メイウェザー・ジュニアVSマニー・パッキャオ戦で、メイウェザーが1億2000万ドル(約144億円)+PPVボーナスで3億ドル稼ぐボクサーもいたりします
一方の井上尚弥は、3000万円ほど。日本での防衛戦ですと、このくらいの額くらいになってしまいます
なので、井上尚弥もアメリカでもっと試合をすれば、ファイトマネー額も一桁は違う値になると思います
アメリカでは、有料のPPV(ペーパービュー)が主なので、お金を払ってでも観たい選手になれれば、収入は格段に跳ね上がります
なので井上尚弥は、もうすでにアメリカに「Monster」と人気面で認知されているのでPPV契約をすればファイトマネーがグンと行くと思います
日本の枠では収まらない選手になってしまいました
まとめ
井上尚弥とゴロフキンの共通点を洗い出しましたが、パウンドフォーパウンドに入る選手は皆、オフェンスもディフェンスも素晴らしいです
- 井上尚弥とゴロフキンは打たれない(パンチをもらわない)
- プレッシャーのかけ方が上手い
- パンチ力がハンパない
- 謙虚、人格者
こういった共通点が見つかりました
決して方向性がブレないからチャンピオンに居続けられるし、再現性もある
そしてファイトマネーですが、井上尚弥とゴロフキン両者とも、もう少しもらってもいいかなと個人的に思います
特にゴロフキンは偉大なチャンピオンなのに、ファイトマネーが少なすぎな気がします
ゴロフキンは今年5月5日にサウル・アルバレスと再戦を行うので、その時の契約はどうなるか楽しみです
井上尚弥も実力は申し分ないので、アメリカンドリームを実現してほしい
おわり