やったー!やりました!
「イケメンボクサー」の伊藤雅雪がWBO世界スーパーフェザー級王座決定戦に挑み、クリストファー・ディアスを3-0の判定で下してチャンピオンベルトを獲得しました!
そして初挑戦でアメリカでのチャンピオンベルト獲得は37年ぶりの快挙です。
そして私はWOWOWでLIVEで観ました。
そしてロマチェンコがかつて巻いていたWBOのベルトを巻きました。嬉しいです。
この激闘を書いていこうと思います
伊藤雅雪VSクリストファー・ディアス
WBO世界スーパーフェザー級王座決定戦は28日(日本時間29日)、米フロリダ州キシミーで行われて
同級2位で世界初挑戦の伊藤雅雪(27)が同級1位のクリストファー・ディアス(23)を判定で下し、新王座に輝きました。
このクリストファー・ディアスは23戦全勝(15KO)で勢いのあるボクサー。
ランキングもWBO1位。
プエルトリコの選手でバネがあり、またパンチの回転力もあり、攻めて攻めてのイケイケの選手。
一方の伊藤雅雪はWBO2位。25戦 23勝(11KO)1敗 1分
身体能力抜群でこれまでアマチュア経験なしでここまできました。
伊藤雅雪は、ボクサーファイタータイプ。パンチとフットワークにスピードがあり捕まえるのは苦労するタイプ
そんな対称的なボクサーが激突しました。
1~3ラウンド
この日の伊藤雅雪は調子がいいみたいだ。1ラウンドから攻勢に出てる。
フットワークとこの日はアッパーカットを打ち込んでいるのが印象的でした。アッパーカットが入る予感・・
そしてワン・ツーがいい!
一方のクリストファー・ディアスも破壊力抜群のロングフックを放っています。このフックもキレがあり、当たったらひとたまりもありません・・
運命の第4ラウンド
序盤からずっと攻勢に出てる伊藤雅雪は、ボデーブローで意識を下に持っていっていき、間合いを詰めて一気に顔面に「ワン・ツー・スリー」とクリストファー・ディアスにクリーンヒット!
まともに食らったクリストファー・ディアスは、たまらず腰から落ちてダウン!!
マジか、これはいけるぞと思いましたね。明らかにパンチが効いていて、あと少し責めればKOも近い。
そして伊藤雅雪のラッシュ!だが、クリストファー・ディアスも大振りになっている伊藤雅雪の隙間を狙って応戦。
会場のボルテージもすごく盛り上がってきました。伊藤雅雪のアウエーな雰囲気でしたが、このラウンドくらいから流れが変わり、伊藤雅雪の応援も出てきたような気がしましたね。
5ラウンド以降も伊藤雅雪は攻勢に出るが、そこは無敗のランクトップの選手。パンチはまだ死んでいなくて、ロングフックが伊藤雅雪に当たり始める。
伊藤雅雪も「倒そう」としているのでどうしてもパンチをもらってしまう・・
カウンター気味にパンチをもらう事もあり、このまま行ったらヤバいかもとも思いましたが・・
試合中盤から終盤ににかけては、伊藤雅雪は動いて相手の正面に立たずショートレンジのパンチを打ち、修正してましたね。
そして4ラウンドのダウンを彷彿とさせる「ワン・ツー・スリー」がまた当たってきて、伊藤ペースを渡さない。そしてアッパーカットがヒットする
普通でしたらラウンド終盤には相手がのスタミナが落ちてKOと行くシナリオなのだが・・
クリストファー・ディアスの粘りがすごい!伊藤雅雪のパンチで左の目と頬が晴れ上がって見えない状態でもブーメランフックを放つディアス。
一度でも当たったら息を吹き返してきそうなパンチ!
そしてこのまま一進一退のまま12ラウンドが終了!決着は判定にゆだねられる・・
判定でも様々なドラマがあるが、今回の判定結果は3者の採点ともに、
- 116―111
- 117―110
- 118―109
とクリストファー・ディアスに大差をつけて伊藤雅雪が勝利を勝ち取りました!!
ここで自分の採点は、伊藤雅雪はダウンを奪ったが、終盤はディアスのパンチも当たっていたので、判定では2ポイント差くらいで伊藤雅雪の勝利かなと思いましたが・・
結構ポイント差が付きましたね!伊藤雅雪のアグレッシブさを取ったのだと思います。
この日の勝因は、ダウンを奪ったというのもありましたが、ボデーブローとアッパーカットが有効な気がしました。
そしてワン・ツー・スリーのトリプル連打。これで決まり。
クリストファー・ディアスの方はクリンチで伊藤雅雪の腕を押さえてたから、そこは減点ポイントだったかもしれません・・
対格差でも伊藤雅雪の方が一回り大きくて、ディアスはクリンチで腕を押さえ込むしか、ディフェンスはなかったのかな?
離れれば打たれるし、ディアスは接近戦しか勝機はなかったのかもしれません。
試合後のインタビューも、伊藤雅雪は凄く興奮しながら話していたのが印象に残りました。そりゃ嬉しいよ!
初の世界戦で完全アウエーでの勝利ですものね!
これで伊藤雅雪の他日本人世界王者は6人になりました。(京口 紘人と田中恒成は返上)
- 伊藤雅雪
- 村田涼太
- 岩佐亮佑
- 木村翔
- 拳四郎
- 井上尚弥
伊藤雅雪の雅雪の由来は?
伊藤雅雪の「雅雪」は本名ではなくニックネーム。
本名は「雅之」です。
なぜ雅雪と付けたというと、プロデビュー2戦目の時に交通事故に遭い、ジムの会長が「名前が悪い」と言い改名を決意。
本人はいくつか候補があったらしいが、(10個ほど)会長が「雅雪」で行くと。
ここから連戦連勝で世界王者にまでなりました。もちろん名前だけではないですが、改名して吉とでましたね。
まとめ
「イケメンボクサー」の伊藤雅雪が日本人選手の米国での世界タイトル獲得は37年ぶりでした。
それほど難しいという事です。
かつて「ワシル・ロマチェンコ」が持っていたWBO世界スーパーフェザー級の王座決定戦にて、クリストファー・ディアスからダウンも奪い
終始アグレッシブに攻め込んだ伊藤雅雪が大差判定の勝利をおさめました‼
この日の伊藤雅雪は良く動けていて、パンチも出ていて、100点満点な出来だったのではないでしょうか!
強いて言えば、コンビネーションブローが打てれば、KO勝利もできたかも?しれません、贅沢なことですが・・
これで日本人世界チャンプ6人目です。井上尚弥とも肩を並べた??
伊藤雅雪選手、世界チャンピオン本当におめでとうございます!
おわり