ロマチェンコVSリゴンドーのドリームマッチがついに決着しました!
12月9日(日本時間10日)、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンでWBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチが行われました
会場はチケット完売、世界中のボクシングファンがずっと楽しみにしていた決戦です
この試合はWOWOWで放送されましたが、テレビ中継がありませんでした。
えっ・・せっかく録画しようと思ったのにLIVEでテレビ放送しないと。。マジか!
で色々調べたらWOWOWオンデマンドでLIVE中継するということでしたので、スマホからずっと試合を観ました。
テレビでは後日録画やるそうです、なぜこんなことをするのか?ゴロフキン対カネロ戦みたいにWOWOWテレビ中継すればいいのに、それほど注目カードなのだから
オッズは、体格に勝るロマチェンコが4-1とリゴンドーをリード
ボクシングで2大会連続五輪金メダリスト同士の初対決として注目されたこの一戦、究極のテクニック対決とも言われました
試合展開
両者リングに上がった時には対格差はそんなに感じませんでした、ややロマチェンコの方が緊張気味な印象を受けましたね
1R
両社どっしり構えて迎え撃つ、先手はリゴンドーから。
果敢にジャブを出していく、ロマチェンコは様子をうかがいながらジャブを出していく
2Rから徐々にロマチェンコのペースとなっていく。
ロマチェンコの巧みなステップでスピードで圧倒していく
一方のリゴンドーは相変わらずどっしり構えてジャブを出していき、時折ロマチェンコの両腕を挟み込んで(ホールディング)クリンチしたり
相手の頭や身体を片一方の腕で抑えながらパンチを出そうとしていた・・(これは明らかな反則ですが、これがリゴンドーの戦法です)
3R以降もロマチェンコペースで進む、ロマチェンコのパンチ強度も弱⇒中へとシフト、リゴンドーは頭をお辞儀するように下げ、パンチをもらわないようにしている
ロマチェンコは巧みなステップでリゴンドーを両サイドから(左右)パンチを繰り出していく
なお、ロマチェンコの「なめらかな」ステップは、幼少期にダンスを習っていて、そのダンスステップの影響みたいですね
ロマチェンコの父がトレーナーですが、ダンスも辞めさせないで続けさせたそうです(ボクシングにいきています)
すでにロマチェンコの一方的な攻撃、リゴンドーはなすすべなし
スピードでもリゴンドーを圧倒、リゴンドーはロマチェンコをホールディング(腕を挟み込む)したり、クリンチしたりするしか止められない!
そしてリゴンドーは6Rにはホールディングで1点減点をもらってしまう
そして6R終了後、リゴンドーの棄権でロマチェンコのTKO勝利!あっけない幕切れ
なんと、リゴンドーは2Rあたりから左拳を負傷した模様で、パンチを出せない状況だったという
なので負けたのは手を負傷したからだと言っている
こらはただの言い訳、負け惜しみにしか聞こえませんでした
一方のロマチェンコはと言うと、「私にとっては大きな勝利ではない、階級の差もあったしね」
とコメント。余裕のロマチェンコです。
確かに試合前は対格差はそんなにないと思いましたが徐々に見慣れていくと、ロマチェンコとリゴンドーの対格差は「結構あるな」と思いました
それだからかもしれませんが、ロマチェンコは勝って当然といわんばかりでした。
リゴンドーの事もちゃんとリスペクトしています。ただ、この階級(スーパーフェザー級)では自分の土俵だといった感じでしょうか
まとめ
戦前は意外ともつれる試合展開になるかなと思いましたが、リゴンドーの負傷もあり(?)あっけない幕切れとなりました
もう少しテクニック対決を観たかったのですが、これは仕方ないですね、
対格差があり勝負にならなかったように映りました(ロマチェンコのスキルがすごすぎて)。
一方のリゴンドーは、困った表情が棄権後にさらに困った表情になっていたのが印象的でした
これからのリゴンドーはちょっと厳しいなと思いました。
と言うのは、このように怪我とはいえ「棄権」して試合を投げてしまうと、次回以降の試合を組んでもらえなくなってしまいそうです
恐らくですが、実力差がありすぎて、これ以上戦っても勝ち目はないと判断してしまったのか?
当然会場からはブーイングです!リゴンドーの試合はますます「つまらない」と観客からもプロモーターからも判断されてしまいます。
リゴンドーは「パウンドフォーパウンド」第4位の選手でメチャ強いボクサーなのに、こんな試合をしてしまってはプロとしてダメだと思います
リゴンドーは敗れてしまったので、現・WBA世界スーパーバンタム級スーパー王者のタイトルは剥奪されることになりました
裏を返せばロマチェンコが絶対的に強いボクサーという事にもなりますが
ロマチェンコは井上尚弥のように、対戦相手が見つからないという事が今後起きてしまうのか?
この【ハイテク】ロマチェンコの今後が楽しみです。誰と戦うのか
おわり