ハイテク、ウクライナの最高傑作、ワシル・ロマチェンコのトレーニングメニューは一体どういうのだろうと疑問に思いまして色々調べてみようと思いました
あのパンチをよける動体視力、あのダンスの様なサイドステップ
北斗百裂拳みたいに出てくるパンチ・・
などなど、パウンドフォーパウンドの最上位にランクされているロマチェンコは、普段の練習は何をしているのか、最強と言われているロマチェンコはどんな練習をしているからなのか?
探ってみようと思います
ロマチェンコのトレーニングメニュー
ボクシングのトレーニングといえば思いつくのが大まかですが
- ロードワーク
- ミット打ち
- サンドバック
- スパーリング
- 筋トレ
これらを数えきれないくらい反復練習をして強くなっていきますが
もちろん強くなるには、その練習プラス他の人がやっていないような練習もしなくては差別化ができず他のボクサーと一緒に埋もれてしまいます
そんな中でハイテク、又はウクライナの最高傑作と言われているワシル・ロマチェンコのトレーニングメニューが変わっていて面白いです
また違った角度からボクシングの練習をしていて、勉強になります
そのロマチェンコの練習メニューをご紹介します
テニスボール打ち
ベースボールキャップのアジャスター部分にゴム紐でテニスボールを結びつけるというシンプルな構造ながら、その難易度は極めて高いです
以前、長谷川穂積もこのトレーニングを行っていましたね
一見簡単そうだが、実際に行ってみるとホント難しいらしいです・・テニスボールに1回か2回当てるのも精いっぱいという
このトレーニングで動体視力、動いている物体を的確に当てる能力が鍛えられる
反射神経やパンチの当て感などを養える、またはストレス発散?
まるで「ハイテク」ロマチェンコになったような気分でトレーニングしてみてはいかがでしょうか?
高負荷トレーニングやバランストレーニング
脳トレ
ボクシングはもちろん両腕で殴り合うスポーツですが、場面場面で様々な戦略や駆け引きがあります
それと、相手の動きを学習する必要もあります。相手も対策を練ってきてますから
その攻撃パターンを読んで次の反撃の対策にしなくてはいけません
なので脳を鍛えるのはアスリートでは必須です。
ロマチェンコもドミノを建て並べながら、
Brain Exercise(脳トレ)を行っています
不規則な状況にも対応できるように
パンチを打つのもよけるのも全て脳からの指令で動いています(無意識ですが)
少しでも早く脳からの指令が届けばもっと反応スピードが上がりパンチをカウンターで打てたり、ギリギリでよけられたりできますから
フェイントもしかり、色々な反応速度を上げなくては世界で戦えません
ですが、ボクシングでは常に相手の裏をかいた予想もしなかった攻撃をしてきます
それにも反応できるように不規則なバウンドをするボールを用意して、そのボールにも対応できるよう身体で覚えさせるトレーニング
フットワーク
ロマチェンコはあの華麗なフットワークの持ち主です
そんなフットワークも一朝一夕には完成しません
そんなロマチェンコのフットワークトレーニングもご紹介します
他のスポーツの練習みたいですね
まとめ
ロマチェンコは天才と言われていますが、もちろん持って生まれた素質もあると思いますが、才能に溺れて潰れていくボクサーもたくさんいると思います
そんな中、ロマチェンコは父親がトレーナーですが、忠実に守りトレーニングにも貪欲に取り組んだ結果がオリンピック2連覇、世界最速の3階級制覇を成し遂げたのかなと思います
また、普段のボクシングとは一風変わったトレーニングも、ボクシングにすべてつながっていて、それが結果に出ています
ロマチェンコの快進撃は一体どこまで行くのだろうか?
誰も到達できない領域まで突っ走ってほしいです
「ハイテク」はボクシングの歴史に名を残すでしょうね
おわり