田中恒成がバチバチの攻防を制して、最速3階級制覇を成し遂げましたが、日本人軽量級にはまだ最強を欲しいままにしている選手がいます。
井岡一翔と井上尚弥がその選手です。
では、田中恒成と井岡一翔と井上尚弥ではいったい誰が一番強いのか?誰が最強なのか?気になりますね!
それぞれの特徴をもとに、誰が最強か検証したいと思います。
田中恒成、井岡一翔、井上尚弥の共通点は?
この3人の選手はいずれも若く、勢いがあり世界とも対等に戦えるボクサーであります。
この3人の共通点は何だろうと思いました。
・3人とも3階級制覇者
これはとんでもない記録です!世界王者でも難しいのに、その王者を3階級も制覇してしまうのだから・・
- 田中恒成・・ミニマム、ライトフライ、フライ級王者
- 井岡一翔・・ミニマム、ライトフライ、フライ級王者
- 井上尚弥・・ライトフライ、スーパーフライ、バンタム級王者
ちなみに井岡一翔はスーパーフライ級に上げて、日本人初の4階級制覇を目指しています。
・ディフェンス面が上手い
3人ともディフェンス面が上手く、まともにパンチをもらいません。
田中恒成は、先日の対木村翔戦では、打ち合ったので多少は被弾しましたが、得意のサイドステップは得意分野。オフェンス、ディフェンス面でも効果を発揮します。
・コンビネーションブローが打てる
これも3人とも「普通に」できてます。ラッシュをかけるときにも、相手の攻撃をかわして、空いている隙間にパンチを打ち込む能力が長けてます。
田中恒成、井岡一翔、井上尚弥のストロングポイントは?
まず、一番パンチをもらわないのは、”The monster”井上尚弥でしょう。顔がすごくキレイ。今までまともにパンチをもらったことはないです。
しかも相手の攻撃、能力を察知する能力がとても長けてる。
わずか数分で相手の攻撃、能力がわかり、リサーチ終了後は相手の攻撃をバックステップ等でかわして、破壊力抜群のコンビネーションブローで追い込んでKOというシナリオ。敵がいない!
田中恒成は、ディフェンス面、オフェンス面ともに、アウトボクシングをさせたら天下一品でしょう。
バックステップ、サイドステップ織り交ぜてパンチをよけきります。
対アンヘル・アコスタ戦で見せた変幻自在なステップワークは感動しました。
当時16戦全KO勝ちのアコスタに対し、完全に試合を支配して、ダウンも奪い3-0の判定勝ちをおさめた試合は、田中恒成のベストバウトではないかと思います。
その後、アコスタはWBOライトフライ級王者になっている。
井岡一翔のストロングポイントは、「ショートレンジ」での細かい攻撃でしょう。
今まで派手さはなかったが、スーパーフライ級に上げた井岡一翔の攻撃は今までにないNEW井岡一翔だと思いました。
身体つきも一回り大きくなって、打ち合っているボクシングを展開していて、しかも天性のショートレンジでの攻撃が上手いとなると、手が付けられなくなると思います。
井上尚弥の所属している大橋ジムの大橋会長も、井岡一翔の事を最大級に警戒しています。
あのショートレンジの攻撃はかなり厄介。実際にショートのボディーブローでKOもしています。
誰が最強?
ではこの3人の中で、誰が一体最強なのか?
実際は、ウェイトが違うので、あくまで体重を一定にしたらの話をしますが、間違いなく井上尚弥が一番強いと思います、といいますが、圧勝してしまうのではと思います。
まず、あのオマール・ナルバエスを2ラウンドKO。バンタム級に上げてのマクドネルを圧巻の1ラウンドKOですから・・
あのドネアでさえ、ナルバエスを倒しきれなかった。マクドネルに関しては亀田和毅が2度対戦して勝てなく、身長差も、もろともせず一瞬のステップで距離感を縮めてラッシュ。
いとも簡単にという訳ではないが、外から見るとそのように見えてしまう、実力差がありすぎるように見せてしまう井上尚弥はスゴイの一言。
もし対戦したら、ガードもろとも吹っ飛ばされそうな勢いを想像させます。
でもそこは3階級制覇の田中恒成と井岡一翔、色々と対策を練ると思うが、パンチ力の差がハンパないと思います。
井上尚弥の攻撃を一撃でも食らったら、ダメージを追ってしまうと思う。
井上尚弥は、パンチ力+コンビネーションブローも打てるし、カウンターもうまい、サウスポースタイルにシフトチェンジしても打てるので、なすすべなし。
左フックを引っかけるように打つカウンターで対戦相手がひるんでしまう。恐らく、井上尚弥の一番の得意パンチは右ストレートだと思うのだが、打つまでもないまま試合が終わってしまうので、
ハッキリ言って、井上尚弥の限界がまだ見えていないというのが正直な印象です。それほど実力差がある。
井上尚弥は、全盛期のパッキャオやロマチェンコ、スペンスやクロフォード並みの選手という事です。
実際にパウンドフォーパウンドの選手ですしね!
まとめ
先日の試合で田中恒成は、最速3階級制覇を達成して勢いに乗りましたが、日本の軽量級にはまだmonsterがいます。
それが井上尚弥や井岡一翔。では3人の中で誰が一番強いのかはファンも関心のあるところ。
色々な共通点や長所も調べて、今一番強いのは井上尚弥という結論に私は至りました。
理由は、ディフェンス面、オフェンス面、パンチ力と穴がない点。ワンパンチで試合を決められる。
しかも井上尚弥の限界は誰も知らない、途中段階でこの成績なのです。本当の井上尚弥はどれくらい強いのか?
でも日本が誇る軽量級の3人です。これからの3人が楽しみ!
おわり