井岡一翔がスーパーフライ級でついに世界の切符を掴もうとしています。
2018年大みそかにマカオでWBO王座決定戦に挑みます。
WBOのスーパーフライ級は、それまでは井上尚弥が持っていたベルト!
井岡一翔は井上尚弥に続くことができるか?また王座獲得すれば日本人初の4階級制覇ですね。
この王座決定戦の詳細と今後の井岡一翔について書いていきたいと思います。
井岡一翔、大みそかにマカオで世界挑戦!
井岡一翔が復帰2戦目にして、早くも世界挑戦の切符が渡されました。これは、復帰戦の対アローヨ戦の戦いぶりが評価されたのでしょう!
関連記事:井岡一翔、アメリカ復帰戦を完全勝利!次戦年末には4階級制覇?
相手は井岡と同じく元3階級制覇のドニー・ニエテス。ニエテスは9月にも王座決定戦を行いましたが、フィリピンのアストン・パクリテと引き分けで王座獲得とはならず。
パクリテと再戦はしないで、井岡との決定戦を望みました。これは井岡にとって願ってもないチャンス。
ニエテスは井岡一翔は勝てると思っているのか?スーパーフライ級に上げた井岡一翔は、これまでの井岡とはファイトスタイルが違いますから、油断は禁物だと思いますが・・
また井岡一翔にとっても、早くに世界挑戦ができてラッキーですし、王座獲得となれば日本人初の4階級制覇者となります。
一方で、階級を上げると様々な障害が発生します。簡単ではありません。
フライ級と、スーパーフライ級で体重差は約1.36キロ。一般人から見れば1キロ強の体重差は大したことないですが、プロボクサーの1キロはとてつもなく違う。
・体重差で違うところ
- パンチ力
- 耐久性
- フィジカル、スタミナ
まずパンチ力が全然違うとボクサーは皆言います。フライ級では効かなかったパンチでも、スーパーフライ級では効いてしまうと思いますね。
耐久性も、階級が上がるとその分耐えることができるので、今まで手ごたえがあったパンチも上の階級ですと、耐えられてしまい苦戦を強いられます。その分パンチ力をつけなくてはいけなくなると思いますね。
フィジカル、スタミナも階級が上がると違います。
あの「元PFP1位」のローマン・ゴンサレスの例を上げますが、ライトフライ級までは無敵を誇っていましたが、フライ級に上げたら少し苦戦してもまだ大丈夫でした。
スーパーフライ級にまで階級を上げたら、パンチ力もそれまでは無双状態なロマゴンでしたが、スーパーフライ級ではあまり効かず、また自身の身体もまだスーパーフライ級の身体になっておらずフィジカルでも劣勢に。
そしてあの、シーサケット戦での大の字KO負け。適正体重ではないという意見もありましたが、あのロマゴンが大の字KO負けなんてあり得ませんでした。
それほど、たかが数キロの体重差かもしれませんが、その数キロがとてつもなく大きいのがプロボクシングの宿命です。
ロマゴンは再起して、最近やっと本来の「ロマゴンらしさ」が出てきたと思います。ちょっと引退かもと心配しましたが。
やはりその階級の身体になるにはある程度の時間がかかります。
井岡一翔はパワーで押すタイプではないのでフィジカル面で苦労すると思いましたが、スーパーフライ級の井岡一翔のファイトスタイルは変化していて、以前よりより攻撃的になり「ボクサーファイター」タイプにモデルチェンジしています。
現役復帰に向けて、それまでやっていなかった「フィジカルトレーニング」を取り入れたようで、よく対応していると思いますね、実を結んでいます。
対戦相手のドニー・ニエテスはどんな選手?
ここでドニー・ニエテスはどんな選手か探ってみたいと思います。
生年月日:1982年5月13日(フィリピン)
戦績:47戦41勝(23KO)1敗5分
獲得タイトル
- 第10代WBO世界ミニマム級王座
- 第18代WBO世界ライトフライ級王座
- 第21代IBF世界フライ級王座
3階級制覇達成者
・リングマガジン社の「パウンドフォーパウンド」ランキング10位
関連記事:【ボクシング】パウンドフォーパウンド(PFP)史上最強は誰だ!
ハッキリ言って強敵です。あの信頼性のおけるリング誌のPFPランキング入りです。
ロマチェンコやクロフォード、カネロ、ゴロフキン、井上尚弥、などと同類という事です。
それほど評価されています。
井岡一翔と同じミニマムから上がってきた選手、当時はガンガン攻めたイメージはありますが、年齢からか、(36歳)あまりアグレッシブには見えませんし、階級を上げてやはりパワー不足を感じます。
これはニュータイプにモデルチェンジした井岡一翔にとってチャンスですね!
もともとタイミングで打つことに長けているプラス、攻めまくれば井岡のKOもあり得るかもしれません。ただニエテスはカウンターを取るにも上手いので注意しなくてはいけませんが。
・マカオで開催
試合会場はマカオで開催との事。しかも以前まで井岡一翔の「恒例」だった大みそかの試合。
なお、この試合の前には元IBF王者の京口紘人VS王者のヘッキーブドラーの試合が組まれています。
なぜマカオなのか?井岡一翔は国内でプロモートできないのが原因なのだが。
それとも、以前の恋人のソンミが絡んでる?(ソンミの父親がマカオでカジノを経営)
それはあまりないと思いますが、拠点もアメリカなので海外中心に試合を組んでいくと思います。
まとめ
井岡一翔の世界挑戦が現役復帰2戦目で決まりました!
相手はパウンドフォーパウンド10位のドニー・ニエテス。以前、井上尚弥が保持していたWBOスーパーフライ級のベルトをかけて王座決定戦を行います。
これは井岡一翔にとっては願ってもないチャンス、勝てば日本人初の4階級制覇達成です。
井岡一翔は突然の引退発表、父親との確執、パートナーとの別居、そして現役復帰と色々ゴタゴタがあり、イメージダウンしてしまいましたが、この試合でまた人気を取り返してほしいと思います。
そして4階級制覇を達成したら、日本のジムではできなかった、最強選手との対戦もぜひ実現してほしい。
復活のロマゴンとの対戦やシーサケットやアンカハス、エストラーダ・・スーパーフライ級には強者がたくさんいますので、この階級を盛り上げていただきたい!
悔いのないように
おわり