ついに井岡一翔がやってくれました!
最強の相手のパリクテをなんとTKOで下しての日本人初の4階級制覇達成です!!
色々な風当たりが強い中、よくぞここまで帰ってきました。
そしてかつて井上尚弥のいた現在の井岡一翔の階級には、人気も実力も兼ねそろえている他団体王者がゴロゴロいます。
その王者と対戦はあるのか?
この歓喜の試合模様と次戦以降の対戦相手候補も書いていこうと思います。
井岡一翔がTKOで日本人初の4階級制覇!
背水の陣で臨んだ今回のWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ。
そう言えば、このWBOのベルトは過去に井上尚弥も巻いていたベルトです!
前回の王座決定戦はテクニシャンのニエテスに翻弄されて敗北。
そして今回、2戦続けての世界王座決定戦が舞い込んできまして、井岡一翔としたら本当に運と実力を持っている選手ですね。
伊達に3階級制覇していません。
対戦相手はランキング1位のアストン・パリクテ。
この選手はKO率75%のハードパンチャーでニエテスと引き分けたほど。
王座決定戦でこのパリクテとランキング2位の井岡一翔が激突!
戦前では、井岡一翔不利との噂もありましたが、なんでなんで、果敢に攻めてのKO勝利でしたので、このパリクテに勝利しての4階級制覇達成は格別なのではないでしょうか。
では試合を振り返ってみたいと思います。
1~3ラウンド
パリクテと井岡一翔の対格差があるなあと感じました。これは少々厄介かと・・
前半に強いパリクテは1ラウンドから左ジャブが伸びる!井岡の顔面に的確にヒットしている。
そしてパリクテはアッパーカットの打ち方も上手いですね!
井岡はブロックしてるが、まだ距離感がつかめないか、パリクテ優勢。
4~6ラウンド
井岡一翔もラウンドごとに距離間やタイミングをつかんできたか、上半身でフェイントを交えて、またバックステップやサイドステップでパリクテの正面に立たず、ショートアッパーやボディブローが当たりだしていく。
パリクテは圧力をかけるがパンチの振りが大きく、空振りが目立つ。
パリクテはハードパンチャーだが、パンチを打つ時にモーションが大きくハンドスピードも速くないので、相手が井岡一翔クラスだと当てるのが厳しいですね。
井岡一翔優勢になる。
7~9ラウンド
いよいよラウンド後半に入ったら、井岡一翔、パリクテともに足を止めて打ち合いに。
井岡一翔はもっと足を使うのかと思いきや、ガッツリ打ち合いに行ったので始めから決めていたのか?
だが打ち合いはパリクテの方が有利と思いきや、ラウンド後半にパリクテのスタミナが切れて、そこに井岡一翔がボディーやアッパーカットを放ち巻き返す。
パリクテはちょっと疲れが見えてきました。パンチも流れてガードも甘くなっている。
そこに井岡一翔が間髪入れずにコンビネーションブローを放っていく。
後半は完全に井岡一翔モード。作戦通りか?
10ラウンド
運命の10ラウンド。
疲れの見えるパリクテに対し井岡一翔はフットワークを使いパンチを当てていく。
もうやりたい放題ではないか?
そしてラウンド中盤に井岡の右カウンターが入り、パリクテがガクっとなり、そこから井岡が一気に攻めたててラッシュの嵐、嵐。
そして10ラウンド1分46秒、レフリーが試合をストップ!
ラウンド前半の劣勢を見事立て直し、なんとパリクテをTKOで下す見事な試合で日本人初の4階級制覇達成を成し遂げました!
スゴイ、スゴすぎる井岡一翔!
世界王者だけでもすごいのに、4階級制覇達成なんて出来ることではないよ。
試合後の井岡一翔のコメント
「ありがとうございます! まず初めに感謝の言葉しかないです。復帰してから僕以上に期待してくださった人々にこの勝利を捧げたいです。このベルトを取るために全て懸けてきたので、日本の地で4階級制覇できて本当にうれしく思います。これからも僕が自分が思うように好きに、ボクシングをやっていって、結果で応えていきたいと思うので、応援よろしくお願いします。久しぶりの日本の試合でしたが、本当に背中を押してもらいました」
井岡一翔の次戦は誰と戦う?
井岡一翔の階級はスーパーフライ級。
現在スーパーフライ級には人気選手+名王者がそろっています。
そのため、ボクシングの本場アメリカでも興行「スーパーフライ」がpart3まで行われています。
スーパーフライ級現世界王者
- WBA:カリ・ヤファイ
- WBC:ファン・フランシスコ・エストラーダ(パウンドフォーパウンド8位)
- WBO:井岡一翔
- IBF:ジェルウィン・アンカハス
世界ランキング人気選手
- シーサケット・ソールンビサイ
- ローマン・ゴンサレス
こんな人気選手が集まった階級も中々ないと思います。
以前フライ級時に対戦候補として挙がっていたファン・フランシスコ・エストラーダやロマゴンと対戦は実現するのか?
当時井岡は対戦せずに「逃げた」と言われました。
なので統一戦が実現すればとても面白いですね!
他にも、シーサケットやアンカハスとも対戦が実現したら面白い。
アンカハスもシーサケットもパンチ力、そして回転力やコンビネーションブローも打てますから。
ホントに面白くなってきました。
まとめ
井岡一翔がなんと日本人初の4階級制覇達成をいたしました!
しかもランキング1位のハードパンチャー、パリクテを相手にです。
しかもKOで とんでもなく恐ろしい。
これは冗談ではできないほど、相当にすごい事です。
世界を見たらパッキャオやドネアなど6階級や5階級制覇しているボクサーはいるが、井岡一翔は本当に評価してもらってもいいと思う。
そしてこれからの井岡一翔は追われる立場
ぜひともビッグマッチを実現して、ファンを魅了してください。
おわり