亀田和毅が3年ぶりの日本のリングで登場!
そしてWBCスーパーバンタム級暫定王座決定戦に臨み、見事判定勝ちを収めて暫定王者になりました!!
そして史上初の、3兄弟で複数階級王者になると言う快挙も成し遂げる!
この試合の詳細と、兼ねてから井上尚弥との対戦をほのめかしていましたが、実現はあるのか?
検証してみたいと思います。
WBCスーパーバンタム級暫定王者決定戦
11月12日、後楽園ホールで亀田和毅VSアビゲイル・メディナの、WBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦12回戦が行われました。
暫定王者とは、WBC王者のレイ・バルガスが負傷のために、長期にわたり試合ができないための特別処置として王者とは別の選手を一時的に王者に置く制度です。
そしてその暫定王者決定戦に、亀田和毅が挑戦権を得て試合を行いました。
対戦相手はランキング1位のアビゲイル・メディナ(スペイン)戦績は24戦19勝(10KO)3敗2分。
過去には、のちのバンタム級王者のジェイミー・マクドネルに判定で破れている。
一方の亀田和毅の戦績は、37戦35勝(20KO)2敗
・第20代WBO世界バンタム級王者
スーパーバンタム級では2位にランクされている。
WBCスーパーバンタム級ランキング1位と2位の対決です。
では試合詳細を
1ラウンド
1ラウンドはスピードに勝る亀田和毅がメディナを圧倒する。左ジャブが良く出ています。この日の亀田和毅は調子がよさそうです。
先制攻撃は亀田に軍配!
2ラウンド
2ラウンドも亀田和毅の攻撃はいい!パンチスピードも速く、左ジャブも速い!そして打っては離れてのヒットアンドウエイがバッチリ決まり、メディナはスピードに追い付けない。
このラウンドも亀田!
3~6ラウンド
3ラウンドも亀田ペース、ジャブに加えボディーブローも出てきてほぼ完ぺきにメディナをリード、そしてメディナが打ってきたところにカウンター気味に右ストレートも出て来るようになり、メディナなすすべなし状態。
いこう4~6ラウンドも亀田ペース、メディナは盛んにバッティングをレフリーに訴えていて、焦りも見えましたね。ここまでフルマークで亀田が採っていたのでは?
7ラウンド以降
これは亀田和毅の余裕かと思いきや、メディナも反撃に出ます。といいますか、亀田和毅の方があえて接近戦を望んだか、倒しに行ったか、接近戦に持ち込み、メディナの反撃を食らう。ここからメディナペースになる。
4ラウンドと8ラウンド終了時に公開採点がアナウンスされるが、4ラウンド終了時にはフルマークで亀田でしたが、8ラウンド終了時には4ポイントのリードに縮まる。メディナが追い上げをかけています。
亀田和毅は足を使ってヒットアンドウエイをすれば楽にポイントが獲れるかと思いましたが、接近戦を挑んで攻撃をしています。これは倒しに行っているのか?または前半飛ばしすぎて疲れたか?亀田和毅も左目の下が腫れてきました。
ラウンド終盤には細かいパンチを連打で放って会場を盛り上げる。だがあまりにも軽いパンチを放っているのでポイント獲れるか微妙な感じ。強いパンチが欲しいところ。
そして最終ラウンドはお互いにヘロヘロです。メディナもパンチが流れて亀田もガードがいっぱいいっぱいか?でも手数では断然亀田和毅!
そして結果は運命の判定に・・
判定の結果は
- 116-112
- 117-111
- 117-111
以上の3-0の結果で、メディナを破り、2013年8月に獲得したWBO世界バンタム級王座に続く2階級制覇を達成!
そして3兄弟世界王者のギネス記録を持つ亀田家としては、史上初の3兄弟複数階級制覇。
これはとんでもない快挙ですよ!世界王者だけでも大変なのに、色々あったが3兄弟すべて世界チャンピオン、そして3兄弟複数階級チャンピオンですからね。
巧みなマッチメイク等いろいろ言われていますが、それでも世界獲れない選手は獲れませんからね。
でも亀田和毅戦を観て今後の展開を言うと、スピードとパンチスピードは申し分ないので、あともう少しパンチ力があれば完璧なのだが・・ペチペチパンチでは相手には効かないですね
すぐにすぐパンチ力はつかないので、あとはもう足を使っての攻撃に切り替えるとかすれば相手は追いつけないと思います。
井上尚弥との対戦はある?勝ち目は?
これで亀田和毅はスーパーバンタム級の暫定王者。いつかは正規王者と戦う日が来ますが、そこまで残っていられるか?
「The monster」井上尚弥は今現在、WBSSバンタム級トーナメントに出場中で恐らく日程終了が来年の夏くらい。
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井上尚弥がWBSSバンタム級を優勝したらもうバンタム級に敵はいない。誰も井上尚弥と戦ってくれないですね。
そうしたら、スーパーバンタム級に階級を上げるでしょう。そして初戦が世界戦になると思います。
亀田和毅は井上尚弥との対戦を望んでいますが、それまでに亀田和毅は王者でいられるか?
もし仮に亀田和毅VS井上尚弥が対戦したらどうなるか?今の亀田和毅だと、非常に厳しい展開です。
スピードはあるが、パンチ力がないから相手にダメージを与えられないし、「ペチペチパンチ」だと相手にダメージを与えられない。
一方の井上尚弥はすべてがMAX値。ワンパンチで相手を沈められる。一発でも亀田和毅は井上尚弥のパンチをもらったらヤバいかもしれませんね。ちょっと効いてしまうかも・・
あのファン・カルロス・パヤノをワン・ツーで仕留めてしまったのだから・・
亀田和毅に2度勝っているジェイミー・マクドネルも、1ラウンドでKOしてしまったし
今ですと、ちょっと「パウンドフォーパウンド」の井上尚弥には勝ち目は・・
井上尚弥はボクシング界にとんでもない記録を残すと思います。
まとめ
亀田和毅がスーパーバンタム級王座決定戦に挑み、メディナを判定で破り3年ぶりに悲願の世界王者となりました。
亀田家にとっては、3年7か月ぶりに一家へチャンピオンベルトを持って帰る。
そして史上初の3兄弟が全て複数階級の王者という快挙も果たしましたね。ギネスに申請するそうです。
亀田和毅は3兄弟で一番才能があるので、長く防衛をしてほしいし、井上尚弥との対戦もぜひ実現できたらいいですね。
おめでとうございます!
おわり