
日本時間12月27日、サウジアラビアで開催されている「Riyadh Season(リヤドシーズン)」。
その歴史的イベントのオープニングマッチ(第1試合)に、日本ボクシング界の至宝・堤麗斗(志成)が登場しました。
対戦相手はメキシコのレオバルド・キンタナ。
プロ4戦目にして初の海外遠征、そして初の8回戦となるこの試合。堤は世界への登竜門をどう突破したのか?
試合結果と詳細レポートを速報でお伝えします。
試合結果速報
堤 麗斗(志成) vs レオバルド・キンタナ
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- 【勝者】
堤 麗斗
- 【勝者】
- 【決まり手】
4ラウンド 1分14秒 TKO勝ち
筆者の一言
堤選手が見事なTKO勝利!タフなメキシカン相手に鼻血を出す場面もありましたが、冷静にボディを効かせ、最後は鮮やかな連打でレフェリーストップを呼び込みました。リヤドの開幕を見事な勝利で飾りました!
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試合内容・展開レポート
【序盤:1R〜2R】互いに探り合う静かな立ち上がり
サウスポーの堤に対し、本来オーソドックスと思われたキンタナもサウスポー(スイッチ)で対抗する予想外のスタート。
キンタナはガードを固めて前進し、荒々しいフックを振るってきます。堤はボディへのジャブやカウンターで応戦しますが、キンタナのパンチで堤が鼻血を出す場面も見られました。
しかし、キンタナは堤のボディ攻撃を嫌がりスイッチを繰り返すなど、ボディへのダメージが徐々に蓄積していきます。
【中盤:3R】堤がペースを掌握
3ラウンドに入ると、堤が距離感を掴み始めます。
キンタナはタフネスを発揮し前に出続けますが、堤はサイドに動きながら的確に有効打をヒット 。
解説の飯田覚士氏も「相手のパンチをもらっても焦らず、自信を持って見ている」と評価
強烈なボディ攻めで相手の体力を確実に削っていきます。
【決着:4R】強烈なコンビネーションでストップ!
フィニッシュは唐突でした。
堤が強烈なボディを効かせると、キンタナのガードが下がります。
その隙を見逃さず、堤が右フックから左のフォローを叩き込むと、粘っていたキンタナもたまらずダウン寸前に 。
ロープ際で連打を浴びたところでレフェリーが割って入り、試合終了。
見事なTKO勝利でプロ戦績を4戦4勝(4KO)としました。
試合後コメント・今後の展望
リング上でのインタビューで堤麗斗は以下のように語りました。
「プロではこういうタイプ(スイッチしてくる変則型)は初めてで、想定とは違うやり方で来た。いい経験になった」
「内容は想定とかけ離れていたので、もっと強くならないといけない」
「本当は今日、兄貴(堤聖也)と一緒に出る予定だったが出られなかった。来年は兄弟でもっと上を目指す」
次戦への期待
当初出場予定だった兄・堤聖也の思いも背負ってのリングでした。
「10戦前後で世界チャンピオン」という周囲の期待に対し、まずはレベルアップが必要と謙虚に語った堤。
しかし、初の大舞台でタフな相手を倒しきった経験は、来年の飛躍に必ず繋がるはずです。
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まとめ:リヤドシーズン、最高の幕開け!
オープニングマッチからKO決着という、素晴らしいスタートを切ったリヤドシーズン。
堤麗斗の勝利で、日本チームに良い流れができました。
この後は、いよいよ中谷潤人、そしてメインイベントの井上尚弥が登場します!
当ブログでは、引き続き全試合の速報をお届けします。

