元3階級制覇のホルヘ・リナレスが、ロマチェンコとの敗戦後の再起戦を見事完璧なKOで飾りました!
この再起戦は、スーパーライト級で行いましたが、ライト級の道も残っています。
4階級制覇か、ロマチェンコにリベンジか・・
この再起戦と今後のリナレスについて書いていこうと思います。
ホルヘ・リナレス再起戦
”Golden Boy”ホルヘ・リナレスが再起戦を見事圧巻3ラウンドKO勝利をおさめました!
対戦相手はあの元4階級制覇王者「ミゲール・コット」のいとこのアブネル・コット。
アブネル・コットの戦績は26戦23勝12KO3敗。WBC中米カリブスーパーライト級王者。
世界チャンピオンまであと一歩の選手ですね。
3敗は世界王者だったオマール・フィゲロア、フランシスコ・バルガス、ハビエル・フォルトゥナのみ
アマチュア時代に、あのロマチェンコとの対戦経験もあり(敗戦)
なので、ハッキリ言って、強い選手ですよ、アブネル・コットは。
なのでアブネル・コットも、このリナレス戦はとても気合を入れて臨んだのではと思います。
リナレス戦でいい印象を与えれば世界戦のチャンスも巡ってきますしと思いましたが・・今回のリナレスはハンパなく強かった。
スーパーライト級での試合で、ウェイトも (63.50キログラム/140ポンド)契約でしたので、リナレスは減量もあまりしないで、体調もすごく良かったとコメントしています。
再起戦のリナレスの身体は上半身が少し大きかったような気がします。大きくなってもスピードは落ちなくて、パワーアップしてきました。
ライト級との体重差は2.26㎏。でもその2キロ超がボクサーにとってはとても重い。減量も残りあと1kgが落ちなくてツライと言っていますからね。
リナレスVSコット試合展開
リナレスは、1ラウンドから果敢にコットに対し圧力をかけて攻め込んできました。
身長はリナレスが173㎝、コットが178㎝なので、コットが体格を生かして攻めてくるかなと思いましたが、私個人的には、なぜかリナレスの方が大きく感じました。
リナレスの高速ジャブで、コットが押されていて、ロープ際に詰められていたのはコットの方。
リナレスの時折見せるボディーブローとその軌道で来るアッパーカットがスピードがあり脅威だなとも感じましたね。
2ラウンドに入ると、コットもリナレスに対し攻めていきます。アマチュア仕込みのボクシングで、いいタイミングで左ジャブやボディーブローも打っていて、コットもこれからと言う時に・・
リナレスが狙っていたか、左ジャブからのカウンター気味の右ストレートがコットの顔面に入り、コットがたまらずダウン!もろに入ったので結構ダメージあります。
コット立ち上がりましたが、ヤバい状況、リナレスが攻め込みますがゴングに救われコット命拾い。
そして3ラウンド始まってそうそうにリナレスが決めにかかります。もみあいからのワンツーからの連打で、コットダウン。
まだ2ラウンドのダメージが大分あるようですね。立ち上がるがその後もリナレスがラッシュ!
最後はもみ合いになり両方とも倒れたが、コットがダウンしてレフリーが試合を止め、3ラウンド1分31秒、ホルヘ・リナレスがわずか3ラウンドで復帰戦をTKO勝利で飾りました。
リナレスは、2ラウンドのカウンター気味の右ストレートがフィニッシュブローのような気がします。
それにしてもあのアブネル・コットを3ラウンドでKOしてしまうなんて、リナレスはかなりパワーアップしてます!
それに加えハンドスピードも落ちてないし、体調が良いとここまで違うのかと。
リナレスはこの仕上がりだと、次戦にはもう世界戦ができそうな試合内容でした。
ただリナレスは勝利インタビューで、「140ポンドでもできるし、マイキーガルシアやロマチェンコともやりたい」と・・
会場がワァーっと湧きましたね!リナレスはライト級でもスーパーライト級でもできる事を証明しました。
リナレスはどっちでやるのか?4階級制覇か、リベンジか・・
リナレスは4階級制覇?ロマチェンコにリベンジ?
ホルヘ・リナレスは前回の対ロマチェンコ戦で負けはしましたが、ロマチェンコに対し初のダウンも奪い、逆に評価が高まりました。
そして本日、スーパーライト級での再起戦を見事KOで飾っているので、135ポンド(ライト級)でも140ポンド(スーパーライト級)でもどちらでもできる事を証明しました。
そしてタイミングではありますが、ライト級では、
- マイキー・ガルシアVSホルヘ・リナレス
- ワシル・ロマチェンコVSホルヘ・リナレス再戦
がファンが観たい試合ですし、本人も希望しています。
個人的には、マイキー・ガルシアVSホルヘ・リナレスが観てみたいなと思いますね!
あの破壊力のある右ストレートのマイキーに、リナレスのカウンターが通用するのかとか。
リナレスのスピードがマイキーに通用するか?
ロマチェンコもマイキーガルシアも「パウンドフォーパウンド」の選手ですからね。
関連記事:【ボクシング】パウンドフォーパウンド(PFP)史上最強は誰だ!
リナレス、ロマチェンコ、マイキー、この3人の戦いが観たい!
ただロマチェンコは12月にWBO王者のホセ・ペトラザと統一戦を行う。その後、来年にはマイキー・ガルシアと対戦かと言われています。
なのでリナレスはその後になるのか?
ライト級勢力図(王者)
WBAスーパー:ワシル・ロマチェンコ
WBC、IBF:マイキー・ガルシア
WBO:ホセ・ペトラザ
ロマチェンコは、ライト級4団体統一王者を狙っています!
そこにリナレスが割って入っていくのか?今後がとても楽しみですね。
まとめ
ホルヘ・リナレスは、ロマチェンコに敗れた後の再起戦をスーパーライト級の階級で、圧巻の3ラウンドTKO勝利を飾り、状態の良さをアピールしました。
もともとロマチェンコ戦でリナレスの評価は高まりましたが、ライト級でもスーパーライト級でも戦えることを証明。
リナレスは4階級制覇を狙うのか、またはライト級でマイキーガルシアやロマチェンコとのリベンジマッチをやるのか?
今後のホルヘ・リナレスがとっても楽しみです。リナレスは強くなってます!
おわり