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田中恒成、因縁の田口良一との対決を圧勝判定で初防衛!試合内容は?

やはり日本人対決は盛り上がりますね!

「因縁の対決」田中恒成VS田口良一との世界戦は、お互いに意地と意地のぶつかり合いでアツいものを観ることができました。

そして結果としては田中恒成の圧勝での初防衛でしたが、そこに行きつくまでの、一時は流れた対決を再び田中恒成が呼び戻して完全決着を果たしました。

では一時は流れた対戦経緯から本日の試合内容までを書いていこうと思います!

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田中恒成VS田口良一、因縁の対決

田中恒成は、階級を1階級上げてフライ級として前回、WBO世界フライ級の挑戦者として当時の王者だった「チャイナドリーム」木村翔とのタイトルマッチに臨み、「年間最高試合」のおまけ付きで判定で王者に輝きました!

 

関連記事:田中恒成がロマチェンコに並ぶ最速3階級制覇!木村翔は引退?

 

そして田中恒成の初防衛戦は、何と元2団体統一王者の田口良一と戦うと・・

これには過去に因縁があり、当時、田口はWBAのライトフライ級王者。

田中恒成もWBOのライトフライ級王者。

そして「最強」の称号を手に入れたい田中恒成は、WBA王者の田口良一との対戦を要求。しかも一方的に。

だがしかし、2017年9月13日、パランポン・CPフレッシュマートとの世界戦で、9回1分27秒TKO勝ちを収め2度目の防衛に成功したが、両目に眼窩底骨折による負傷で田口良一との統一戦は流れてしまった・・

 

これには自分から田口良一と対戦したいと言っといて負傷とは言え試合が流れてしまい多くの批判があった。

 

その後田口良一はIBF王者のミラン・メリンドにも勝利し、WBA、IBFライトフライ級王者統一王者に!

 

関連記事:田口良一が統一チャンピオンに!強さの秘密と拳四郎との対戦は?

 

個人的にこの頃の田口良一が一番強かったかなと思いますね。

試合運びも上手くなって持ち前のスタミナで攻撃も連続攻撃もできるようになり、田中恒成と戦ったらホント面白かったかなと。

 

ですが次の防衛戦でヘッキーブドラーに判定負けで王座陥落。一時は引退もささやかれましたが、フライ級に階級を上げて再起。

 

そしてWBOフライ級「新王者」になった田中恒成との対戦が実現になりました。

 

 

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田中恒成VS田口良一試合内容は?

田中恒成VS田口良一 フェイスオフ

こうして念願?因縁?の対決との運びとなった田中恒成VS田口良一のWBO世界フライ級タイトルマッチの模様をお伝えしたいと思います。

田中恒成にとっては願ってもない相手。田口良一も再起戦が世界戦と「持っている」選手ですね。

お互いに調子は良さそう!

1ラウンド

1ラウンドから出てくる田中恒成に対し、本来スロースターターの田口良一も応戦。お互いにバチバチに打ち合っています。

ただまだ田中恒成の身体が重そう・・田口良一がアグレッシブに攻めていたのが印象でした。

 

2ラウンド

ここから田中恒成が目覚めたのか、多彩なジャブからの左ボディーブローが田口良一にヒットしていき田中恒成ペース。

田口良一も長身と長いリーチで田中恒成に攻撃していくが、田中恒成の手数が上回って田中リードかな?

 

3ラウンド

このラウンド序盤に、田口良一の右フック気味のストレートがクリーンヒット!

田中恒成がグラついて腰が落ちる!!恐らくライトフライ級だったらダウンしていたかも・・

ここで田口良一が一気に攻め立てていき田口優勢でしたが、ダメージ回復した田中恒成も後半に左ボディーブローが面白いように入り田口良一苦しそう・・

 

そしてラウンド終わってみれば、田中恒成の攻撃が優勢に見れました。

 

4ラウンド以降

ここからほぼ田中恒成ペース。最初は重かった身体もキレが戻り得意のロマチェンコを彷彿させる「サイドステップ」が出てきて田口良一を翻弄。

田口良一も攻撃を仕掛けるが田中恒成がさせない動きで、しかも角度を変えてのジャブを放っていて的を絞らせない!

田中恒成の良いところだけが目立つようになってきました。

そしてこのままだと、田口良一レフリーストップになってしまうのかなとも思いましたが、元王者の意地か、ギリギリでパンチを外して耐え忍ぶ。

 

田口良一も後半が強い選手なので、もう少しいいところが見れるかなとも思いましたが、いきなりの復帰戦が世界戦での緊張感か、又は田中恒成の試合運びの上手さか、いいところは観れませんでしたね。。というか苦しそう。

 

最終ラウンド

最終ラウンドも、田中恒成が試合を決めに来たか、ラッシュをかける。会場も盛り上がりをみせてKOかと思いましたが、田口良一も粘り強い!なかなか倒れない!

だが田口良一はブロックが精一杯。攻撃までは出来ませんでしたね・・

そして試合終了、勝利の結果は判定に。

判定結果は?

12ラウンドを戦い終えて両者ともにやり切った感が表情からうかがえます。

個人的に、自分が戦っていないのに判定結果はいつもドキドキします。。

判定結果は

  • 117-111
  • 117-111
  • 119-109

以上3-0の結果を持ちまして、田中恒成の初防衛が成功しました!

とともに因縁の対決を制しましたね。

結果は田中恒成の圧勝の判定勝利、たまに判定で揉める対戦がありますが、この結果は内容から言って妥当ですね。それほど田中恒成の強さが目立ちました。

 

前回の田中恒成VS木村翔といい、今回の田中恒成VS田口良一戦も観ていて両者の意地が見られた様に感じました。

過去には薬師寺保栄VS辰吉丈一郎畑山隆則VS坂本博之戦などなど、日本人対決は大いに盛り上がります。

まとめ

WBO世界フライ級タイトルマッチ、田中恒成VS田口良一の一戦は「因縁の対決」とも言われました。

過去には田中恒成から一方的に対戦を呼び掛けておきながら負傷で流れた経緯もあり、この試合はどうなるのかなと思いましたが、結果は田中恒成の圧勝という形で終止符を打ちました。

田口良一も元統一世界王者らしく、ギリギリでパンチを外して耐え忍んだ姿はさすがだなとも思わせる戦いでしたね。

でなければ7度も防衛は出来ませんですからね。

田中恒成も次の目標は4階級制覇とも言われています。そうしたら井岡一翔との対戦も実現するかもしれませんね。

田中恒成は「中京の怪物」から「怪物」へと変貌できるか、これからも田中恒成の試合が楽しみです。

おわり

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