こんにちは!
いかがお過ごしでしょうか?
今回はボクシングの田口良一 統一チャンピオンの事を書きたいと思います
ツヨかわいいからツヨカッコいいに変身を遂げ、別人に変わった田口良一選手に大変興味を持ちました。
けして派手なパフォーマンスもなければ王者の風格や貫禄も、うーん。。
パッと見て分かりやすい強さもこれと言って持ち合わせていなそうな「とても謙虚」な世界チャンプの秘密を探りたいと思います
プロフィール
生年月日:1986年12月1日
階級:ライトフライ級(48.988Kg)
身長:167.㎝:リーチ172㎝
スタイル:右ボクサーファイター
同級生にSEKAI NO OWARIのピアノ担当saori
ボクシングを始めたきっかけは、学生時代にいじめにあっていたそうで、そのいじめがきっかけで地元のボクシングジムに入る。
いじめっ子をやりかえすのが目的ではなく、当時は自信がなかったため、自信をつけるためとの事
その後、ボクシングから離れるが、漫画「はじめの一歩」の影響で再度ボクシングに目覚め、現在のワタナベジムに入会
主人公の幕の内一歩もいじめられっ子役で、そこから這い上がり、いじめられっ子の自分にもできるのではないかと言う思いでジムに入ったそうです
戦績:31戦27勝 (12KO) 2敗2分
- 第64回東日本ライトフライ級新人王
- 第57回全日本ライトフライ級新人王
- 第35代日本ライトフライ級王座(防衛0)
- WBA世界ライトフライ級王座(防衛7=スーパー王座に認定)
- WBA世界ライトフライ級スーパー王座(防衛0)
- IBF世界ライトフライ級王座(防衛0)
一戦一戦成長していってますね!
そして2014年12月31日、大田区総合体育館でWBA世界ライトフライ級王者アルベルト・ロッセルと対戦
途中ダウンも奪うもKOできなかったが判定勝ちで世界タイトル奪取
以後も挑戦者を退けタイトル防衛
あれよあれよという間に防衛7回、統一チャンピオン、そしてスーパー王者認定と「最強」の階段を一段ずつ登っています
WBA・IBF 統一チャンピオンに
2017年12月31日にWBA・IBF世界統一タイトルマッチが行われました
対ミラン・メリンド戦
この対戦相手のミラン・メリンドは前回の試合、あの八重樫 東選手を1ラウンドKO勝利しているめっちゃ強い相手です
あえてこの戦いに挑みました
相手のメリンドはラウンド前半に強い選手で、後半にスタミナが切れて失速するというウィークポイントを持っています
その作戦が当たり、後半勝負に出て手数で圧倒!判定で見事勝利を勝ち取りました‼
判定結果:12回3-0(117-111が2者、116-112)で田口良一の圧勝
この一戦でIBFチャンピオン獲得
WBAスーパーチャンピオンに認定されました(通常のチャンピオンよりも地位が上)
WBAの団体ならではの特別なタイトルです
スーパーチャンピオンに認定されたのはあの「KOダイナマイト」元WBAスーパーフェザー級チャンピオン内山高志さん以来です
内山高志さんはジムの先輩ですから、内山さんにまた一歩近づきましたね
強さの秘密
田口良一は特別パンチ力があるわけでもなく、スピードがあるわけでもない・・けして器用な選手には映らないです。
ではなぜ7度もチャンピオンを防衛できたのだろうか?
実は田口良一選手は日本チャンピオン時代にあの「モンスター」井上尚弥選手と対戦しています
この時、井上尚弥はデビュー4戦目、田口良一は21戦目、アマエリートの井上尚弥に歯が立たなく判定負けでしたが
この井上尚弥が日本人で唯一KOできなかった相手 田口良一
実はこの試合の以前に、まだプロデビュー前の「高校生」井上尚弥と当時日本ランカーの田口良一がスパーリングしています
ここで信じられない光景が・・井上尚弥が田口良一からダウンを奪っています!
後に日本チャンピオンになった田口良一がジムの会長にあえて井上尚弥と対戦したいと直訴、リベンジです
あえて強い相手と日本タイトルマッチ戦を挑みました。
結果は負けたのですが、田口良一も根性を見せて最後まで打ち合って「判定まで」もつれ込みました
この井上尚弥戦が田口良一のターニングポイントとなっています
その後も大橋ジムに出稽古にきて井上尚弥とスパーリングを積んでいます。
その強いハートと向上心が彼を別人に成長させたのだと思いますね
普通に考えて、軽量級で井上尚弥より強い相手はいない・・井上尚弥とスパーリングする事でどんどん相手に対応していけますよね
本番の試合になったら井上尚弥よりも相手は確実に弱いから、精神的に優位に立てます!
「最強の相手とスパーリングしてる」と言うアドバンテージがあるから、怖いものはないんじゃないでしょうか?
拳四郎との統一戦の可能性
現在日本ボクシングコミッションで認められている4団体は
WBA・WBC・IBF・WBO
ライトフライ級で、このうちWBAとIBFは田口良一が保持。
WBCは拳四郎が保持
WBOはアンヘル・アコスタが保持
本来と言いますか、この統一戦は元WBOライトフライ級チャンピオンの田中恒成選手がきっかけだったと思います
田中恒成がさかんに田口良一に統一戦やりましょうと挑発?
その田中恒成が 前回の試合で眼窩底骨折&減量苦でフライ級に転向(なにやってるの?)
田口良一VS田中恒成 戦が流れたが、田口良一はIBFチャンプのミラン・メリンドと統一戦を勝負⇒勝利
さらに田口良一は日本人初の3団体統一を狙っています
「今は4団体(WBA、WBC、WBO、IBF)あって、チャンピオンがたくさんいる中で、ファンの人も本当に強いのが誰か分からない」と謙虚らしからぬ発言をしています
その照準は、WBC世界ライトフライ級チャンピオンの「拳四郎」とのうわさ
拳四郎もあの童顔なカワイイ感じのフェイスですが、いざ試合となると激しい打ち合いをしますし、最近の試合2017年12月30日に2度目の防衛をKOで飾っています
戦績も12戦12勝 6KO 無敗です
田口良一対拳四郎になれば「かわいい」通しの対決??
いや、今だったら激しい打ち合いになるかもです
対戦の可能性があれば2018年末だろうと
その前に田口良一はIBFの次戦を6月くらいに予定、その後はWBAの指名挑戦者1位カルロス・カニサレスとの再戦かもしれない
そのあとに拳四郎とのビックマッチを予定するという事になりそうです
いやーぜひ拳四郎との統一戦を実現してほしい!ライトフライ級最強を決めてほしいです
田口良一が拳四郎に勝てば3団体統一!
3団体統一ならば、井上尚弥もランクインしているパウンドフォーパウンドにランクインするかも??
※パウンドフォーパウンド=階級(体重)を一定にするとしたら、誰が一番強いか、最強かという事を示した用語
まとめ
田口良一選手が着実に強くなっています。
以前ですとその日の試合によってムラがあり、満足のいく試合ができなかったけど、ここ最近は安定した戦いができています
その理由はあの井上尚弥との出会いだったと思います
あの時の負けがなければ今の田口良一はないと思いますね
そして拳四郎との統一戦は、田口良一が防衛戦を無事退ければぜひ実現してほしい
そして拳四郎に勝てば井上尚弥みたいにアメリカでの試合もできるかもしれない
期待が膨らみます。ただ年齢も30歳を超えているので時間があるとすればあと数年かもしれません
ただ初心を忘れないで田口良一選手は「謙虚」なボクサーでいてほしいなとも思います
おわり