日本時間の4月17日、WBAスーパー、WBC、IBFの世界ウェルター級王座統一戦は、WBC、IBF王者のエロール・スペンス・ジュニアがブランクを見せない戦いで負傷TKOをおさめた。
この詳細を書いています。そして今後の展望も楽しみですね
エロール・スペンスVSヨルデニス・ウガス
待ちに待ったというか、スペンスの戦いを早く観たかった。
一方のウガスもあの「パッキャオ」を倒してこの地にいるので、実力は折り紙付き。どんな展開になるのか、スペンスは戦前、ウガスについてインファイトを望めば早いラウンドで倒す。アウトボクシングすれば、ポイントで大差で勝つと。
スゴイ自信だね。スペンスも交通事故の他に追突事故や網膜裂孔などツイていない時期もあったので
スペンス戦績:27戦27勝(21KO)
ウガス戦績:31戦27勝(12KO)4敗
1~3ラウンド
どちらもいい身体をしている。特にウガスは背中の筋肉が盛り上がっていてスペンスより一回り大きく感じた
ウガスはどう戦いをするのかなと思ったけど、意外とインファイトしてきている。左ボディーがレアバーに入っている。そして時折見せるフックやボディーブローはキレもありそうでやっかいかも
一方のスペンスも落ち着いていてしっかりブロックして被弾はしていない。くっついてアッパーは左フックで応戦。序盤はウガス優勢だったが徐々にスペンスペースに
4~6ラウンド
このラウンドからスペンスの猛攻が始まる。右アッパー、右ボディー、左フックとコンビネーションブローも出てきてスペンスの馬力がすごい。
ウガスもボディーや右フックで応戦するがスペンスにブロックされているので思ったほど当てられていないか、ただスペンスもあまり余裕はなく見えて一番苦戦しているのではないかと思う。
このラウンドもスペンス優勢
スペンスがウガスの右フックを受けてマウスピースが飛ぶ。そしてレフリーが止めようとしたところスペンスが目線を下に下げて一瞬の油断が・・その時にウガスの右がスペンスのテンプルに当たり、ロープにもたれかかる!スペンスピンチ。。
7~10ラウンド
だがその後にスペンスが盛り返してウガスの攻撃を食い止め反撃に出る。あらためてスペンスの馬力がすごい!ウガス後ずさり
だんだんウガスの右目が腫れてきてドクターチェック・・もう一度とめられたらヤバいかも。恐らくウガスのは見えていない
そのあともスペンスの右アッパーが有効でウガス被弾してしまう。これはKOもあるのか?ブロックの上からでも効いてそう。そしてウガス2度目のドクターチェック。
ウガス万事休す。。レフリーストップにより10ラウンド1分44秒エロールスペンスのTKO勝利となりました
それにしても、スペンスの底力というか、まだ限界が見えていない気がする。スペンスにとっては一番苦戦したかもだが、息も上がっていないし引き出しが多そうだね。
クロフォードとの統一戦は?
スペンスはウガスとの対決でTKO勝利で、WBA、WBC、IBFの王者に
残すベルトはWBOのベルトのみ。そしてそのタイトルホルダーは無敗のPFP王者テレンス・クロフォード
スペンスもクロフォードもPFPのランカーです。そしてどちらも無敗
どっちが強いのか?非常に楽しみな対戦。この日もスペンスは、インタビュアーに「次は」と聞かれ迷わず「テレンス・クロフォードしかいない」と発言。
ウェルター級での4団体統一戦。今から楽しみ。ぜひ実現してほしい!
まとめ
スペンスとウガスのウェルター級王者統一戦は、PFPのスペンスが10ラウンドTKO勝利をおさめました
これでスペンスは3団体統一王者に、残すはクロフォードの保持しているWBOのベルトのみ
4団体統一戦が行われれば、年間最高試合になるのではないでしょうか?
どちらが勝ってもおかしくない両者、対戦が楽しみです。