The Monster 井上尚弥は今やボクシングファンにとって知らない人はいない存在となっています。
日本人歴代最高位パウンドフォーパウンド5位に日本人最速3階級制覇と勢いはとどまることを知らないですね!
そんな井上尚弥の強さの秘密は何なのか?
また世界からの評価はいかがなのか?
日本人ボクシング界の「最高傑作 井上尚弥」を今一度検証したいと思います。
井上尚弥の強さの秘密は?
井上尚弥の強さと言ってもさまざまですよね?
- 攻撃
- 防御
- スピード
- スタミナ
- パンチ力
- メンタル
- 謙虚
ざっとみてもこれくらいはあります。
井上尚弥はこの「すべてを兼ねそろえている」選手です。
嘘と思いますがホントなんです!だから「日本人ボクシング界の最高傑作」と言われる所以です。
もちろん、持って生まれた物もあると思いますが、井上尚弥がボクシングを始めたのが6歳の頃
今現在が25歳ですので、これでもキャリアとしたら19年ボクシングに携わっています。
普通に考えたら大ベテランですね。芸能人で行ったら、「天才子役」から「ハリウッド俳優」になったでしょうか?
お父さんの真吾さんがボクシングを習っていて、「僕もやってみたい」から始まったボクシング人生。
以後、父の真吾さんと二人三脚でボクシングのイロハを叩き込まれる。(弟の拓真と途中からいとこの浩樹も一緒に)
ボクシングは危険なスポーツなので、一歩間違えれば大事故になるスポーツ。
ですが、井上尚弥はボクシングにのめり込んでいったそうです。
ここですごいのは父の真吾さんが、一つの事を習得するまでは次には行かせなかった事です。
防御の基礎⇒左ジャブ⇒右ストレート⇒ワン・ツーと教えるスタイル。今でも真吾さんと基本のワンツーを打ってズレやブレなどを確認しています。
まずは徹底してディフェンス、ステップの練習。ここがロマチェンコの様な華麗なステップのスタート!
まだ小学生低学年の頃から、徹底してボクシングの基礎を叩き込まれて行ったのだと思います。
ここが強さの原点、理由ではないでしょうか?
「浪速のジョーの辰吉丈一郎も幼少期からお父さんとマンツーマンでボクシングを習っていました」(ただ、ディフェンスをもう少し教えてほしかった・・)
井上尚弥は自然と基礎が身についているので、当たり前にディフェンスができる。
どんな場面でも緊張した場面でも身体に身についているから自然とできるんだと思います。
これがあったから、「打たせずに打つ」事ができるのですね!!
今現在もなお、井上尚弥はまともにパンチをもらった事がありません。顔がすごくキレイ!
6歳の頃からの積み重ねが今に生きている。
また井上尚弥は大変に謙虚です。
他のボクサーで謙虚といったら、あのパウンドフォーパウンド1位の「GGG」ゴロフキン
過去のチャンピオンで言ったら、長谷川穂積や西岡利晃など防衛を重ねるごとに人格者になったと言います。
井上尚弥も、レジェンドと同じ様に決してえばる事なく、大変謙虚です。
本人の性格もあると思いますが、いずれのボクサーもメンタルが強いのだと思いますね!
決してブレず流されず、一本の道を進むみたいな。
素質はあるのに逆にメンタルの弱い選手は、途中でフェードアウトしてしまう・・
結局のところ成功者というのは、メンタルの強さなのかなと思います。
他のアスリートでも、大谷翔平選手や本田圭佑選手は強靭なメンタルの持ち主ではないでしょうか?
井上尚弥もメンタルが強くなければ、3階級制覇は成し遂げられなかったと思います。
世界の評価は?
今やボクシングでThe Monsterといえば井上尚弥の事。
それほどMonsterは世界から認知されています。
その認知された試合というのが、スーパーフライ級タイトルマッチ、対オマール・ナルバエス戦ですね!
オマール・ナルバエスは当時、WBO世界フライ級王座(防衛16)WBO世界スーパーフライ級王座(防衛11)しているレジェンド。
ナルバエスはKO負けもない、当時の敗戦は、ノニト・ドネア戦の判定負けだけ。
そのレジェンドに立ち向かい、わずか2ラウンドでKO勝ちをしてしまう・・
それが瞬く間に世界に拡散、結果パウンドフォーパウンドのランキング入りを果たします。
日本にMonsterがいる・・
関連記事:井上尚弥の海外の反応や評価は?"The Monster" の未来
そしてなんと各団体のチャンピオンたちが井上尚弥との対戦を「避けてしまう」という異例の事態が起こります。
それもこれも井上尚弥が強すぎるから・・チャンピオンが逃げるって普通ありえないのだけど。
なので、活躍の場を求めてアメリカでの試合を決行⇒そこでも相手に逃げられ世界ランカーとの試合で圧巻KO勝ちで「本場アメリカ」からもすこぶる評価は高まりました
そしてロマゴン=ローマンゴンサレスとの対戦を目標にしてきましたが、ロマゴンがシーサケットにKO負けで破断
なので、減量苦と活躍の場を求めバンタム級へ階級変更。
バンタム級チャンピオンのマクドネルとのタイトルマッチで、ここでも衝撃の1ラウンドでのKO勝利!で日本人最速3階級制覇。
これには世界中のボクシングファンに衝撃が走りました‼
パウンドフォーパウンドランキングも日本人最高の5位まで上がっています。
もはや軽量級で「The Monster 井上尚弥」の名前は知らない人はいないと思いますね!
そして秋にはWBSS(ワールドボクシングスーパーシリーズ)バンタム級に出場します
ここでは各団体のチャンピオン、元チャンピオンたちが集結してトーナメントでバンタム級最強を決める大会。
ここでも優勝大本命で、実際優勝したらゴロフキンと同じ様にボクシング界TOPに君臨すると思います。
ホントに楽しみです
まとめ
井上尚弥の強さの秘密は、幼少期にお父さんの真吾さんと一緒に練習したディフェンス、ステップの習得です。
その習得のおかげで今でもパンチをもらわず、「打たせずに打つ」ことができるのです。
そして中途半端にならず、習得するまで反復練習して一つずつアイテムを手に入れました。
その完成体が現在の井上尚弥です。すべてを兼ねそろえている最高傑作!
そして世界の評価は、軽量級で井上尚弥の事を知らない人はいない!というところまで来ました。
あとはWBSSバンタム級で優勝すれば、あのパッキャオやゴロフキンと肩を並べる事ができると思います。
(今現在でも小さなパッキャオ、小さなゴロフキンと言われている)
井上尚弥の未来が本当に楽しみです!
おわり