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村田諒太がゴロフキンに勝つ確率は?秘策や攻略法はあるのか?

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日本だけではなく、世界が「Ryota Murata」に注目し始めました。

大手プロモーターのボブ・アラム率いるトップランクとの契約、カジノ最大手のMGMグランドとのスポンサー契約。

金メダリストで、且つプロボクシング中量級で世界トップクラスまで上り詰めた選手はアジア選手では村田が初です。

それだけ村田の市場価値は高いのでしょう。

しかし、先日の世界戦終了後でのリングでも語っていましたが、ゲンナジー・ゴロフキンを倒さないかぎり、「中量級最強」の称号はありえません。

以前はまるで夢物語のようでしたが、村田がゴロフキンと戦う可能性も本当に出てきました。

では本当に戦った場合の勝てる確率や、その作戦の有無に関して見ていきたいと思います。

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村田諒太がゴロフキンに勝てる確率は?

大手プロモーターも村田VSゴロフキンを熱望

最も難しいと言われる初防衛戦をいとも簡単にクリア!

4月15日、村田はイタリアのエマニュエル・ブランダンを8ラウンドでKOしましたね。

前々回と前回挑戦のアッサン・エンダム程の力はありませんでしたが、ゴロフキンへの道をまた一歩進めたと言ってよいと思います。

この時点で、あまりメディアでは言われていませんが、村田は日本人初のミドル級王座防衛に成功したんですよ!

会場にはボブ・アラムも姿をあらわしています。

ジミー・レノンJrをリングアナウンサーに迎え入れていることからも、さすがの帝拳プロモーションとトップランクといったところです。

ボブ・アラムは公式ツイッターで、村田の世界戦のテレビ視聴率の高さに驚きを見せています。

言い方は悪いですがアジア市場開拓を積極的に進めるトップランクに取って、村田のマッチメイクは非常に良いビジネスになっていますね

ESPNでも全米生放送されたようで、比嘉選手は逆に大きく後退してしまいましたが、ミドル戦線での村田の米国での立ち位置は、大きく前進したでしょう。

トップランク契約だったゾウシミンは、木村との対戦とその後の態度で市場価値を大きく下げてしまったので、村田は大事に育ててくれるはずです。

村田VSゴロフキンの勝敗

おそらく、大方のボクシングのファンの考えはこうでしょう。

「ゴロフキンにも衰えは見られるが、村田はまだまだ及ばない」

村田自身も、今のままではゴロフキンに勝てないとはっきり言っています。

WOWOWなどの解説を見ても、村田のボクシングに対する見方、話し方は非常に論理的ですし、非常にクレバーな選手だと思います。

ですので、村田自身の口から出た、今のままではゴロフキンに勝てないという言葉は、自分の事を卑下するわけでもなく、彼の本当の想いなのだと思います。

勝てる確率でいえば、おそらく40%以下でしょう。

ただ、あくまでも「今のままでは」という条件付きなので、どのような変化があれば、村田がゴロフキンに勝つ確率があがっていくのか、考えていきます。

2014年、海外での合宿で、村田とゴロフキンはスパーリングをしています。ホルヘ・リナレスもいましたね。日本人にとってはお金を払ってでも見たい貴重なスパーリングです

ただ、村田のコメントでは、ゴロフキンのパンチの固さ、角度、打ち分け、ディフェンスに対して圧倒的な差があることを言っています。

2014年、ゴロフキンはダニエル・ゲール、マルコ・アントニオ・ルビオを共にKOで下すなど丁度絶頂期か、それに上り詰めるであろう時期です。

そして2018年現在ゴロフキンは既に36歳。

村田とのスパーから4年経ち、ゴロフキンの方はいまだ王者の座にいますが、連続KOは止まり、いわくつきではありますが、ドローという結果を残しています。

それ故に、ゴロフキンの衰えと村田の成長が同時進行で進んでいけば、村田の勝機もあるだろうという上記のような声が多くなってきました。

ゴロフキンは衰えたのか?

ゴロフキンは、2014年のダニエル・ゲール戦あたりからチャンピオンクラスと戦い始め、ケル・ブルック戦まで全てKO乃至TKOです。

ただ、村田のつけ込む隙のある所謂ゴロフキンの衰えは、このケル・ブルック戦で垣間見えます。

2016年に行われたこの試合は、5回ゴロフキンのTKO勝ちで、結果だけ見れば何の問題もありません。

しかし、初回からケル・ブルックを腰砕けにしたにも関わらず仕留められなかったり

2ラウンドにはブルックがガードの間からの綺麗なワン・ツー、アッパーでゴロフキンの顔が跳ね上げられて劣勢に立たされています。

このシーンはwowowのゴロフキンの紹介VTR等でもよく見られますね。

4ラウンドにはブルックに対して後退。会場は大いに盛り上がっており、結果5ラウンドでゴロフキンのコンビネーションにブルックが対応で出来ずタオル投入となりましたが

そこまでのジャッジで一人はブルック有利であったそうです。

その後のジェイコブス戦では、その衰えを証明してしまうかのように判定。アルバレス戦にいたっては、疑惑の2文字はつきますがドロー。

これでは、もはや「絶対王者」ではなくなったと言われても不思議ではないほどの材料がそろっています。

しかし、そのゴロフキンに対しても、今の村田が勝つ場面は、やはり想像ができないです。

日本のファイターが、ボクシングの聖地ラスベガスで名の知れているファイターと戦ったのは、亀海対ミゲル・コットが最大規模でしょう。

あのような結果を招くのではないかと思ってしまいます。

現在コットは既に引退しており、対亀海時には完全にキャリア晩年。しかし、見せつけられたのは、世界の頂上と日本の差でした。

一様には語れませんが、亀海もソトカラスを倒すなど「もしかしたら」という期待を抱かせてくれました。

しかし結果は3-0の判定負け、一人のジャッジはコットにフルマークをつけています。

「勝てるかもしれない。」曖昧ですが、このような前提では村田がゴロフキンに勝つのは想像が出来ないです。

衰えた、というゴロフキンに対する評もありますが、ジェイコブス戦での後半の失速や判定決着、ケル・ブルック戦での明確な被弾、そしてアルバレスとのドロー決着だけを見て

「村田もいける」というGOサインは、早計であると感じます。丁度、亀海対コットがそうであったように、です。

ジェイコブス戦では後半失速して判定まで持ち込まれましたが、アルバレス戦では後半になってもゴロフキンのプレッシャーはすさまじいものがありましたし

ジャブも非常によく出ていました。もちろん被弾もありましたが、相手はあのアルバレスです。

27歳の脂の乗り切ったファイターに対して、当時35歳のゴロフキンが見せたパフォーマンスは現地メディアでも「互角の勝負」とされました。

確かに目減りしている要素はあるものの、衰えという表現はちょっと違う気がします。

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秘策や攻略法はあるか?

村田の武器はプレッシャーとストレート

とは言うものの、村田対ゴロフキンの実現はそう遠くないはずです。

次戦はロンドン五輪で村田に敗れたエスキバ・ファルカオと組まれる可能性が高いとの事ですが、

32歳の村田と36歳のゴロフキンの対戦は、早く開催させないと鮮度を失ってしまい、

「最強のゴロフキンに挑戦するアジア人」というストーリーをファンに提供出来なくなるからです。

村田がゴロフキンに勝るところがあるとすれば、相手を詰めるプレッシャー。エンダムの2戦でも、ブランダン戦でも、村田の手数は少なかったです。

エンダムの第一線はそれが仇となり判定負けだったのですが、手を出さずにプレッシャーで相手を後退させるというシーンを何度も見せてくれています。

そして相手がロープを背負ったり、コーナーに追い詰めると強烈なワンツー。

大きいのも打つのでブロックもされやすいですが、それを打ち砕く村田のストレートは非常に強烈な印象を受けます。

このストレートの威力も、ゴロフキンにも引けを取らないと思います。

本来ウェルターだったジェイコブスをKO出来ていないところから見ても、パンチ力は村田と互角か、村田の方が上と言ってもいいくらいでしょう。

スタミナに関しては、ゴロフキンがアルバレス戦で見せたフルラウンドの攻防戦があるので、何とも言い難いですね。

あれがなければジェイコブス戦での後半失速でスタミナは村田有利といいたいのですが、そうも言えなくなりました。長期戦に持ち込めば村田、でもなさそうです。

 村田に必要なのはスピードとコンビネーション

ゴロフキンにあって村田にないものは、スピードと多彩なコンビネーション、手数だと思います。

村田はガードを高く上げて、どっしり構え、のしのしと相手を詰将棋のように逃げ場をなくしていくタイプですが、ゴロフキンは手数で追い詰めていくタイプです。

どちらが良いとは言いませんが、引き出しが多いのはゴロフキンでしょう。

しかも逃げずに打ち合ってくるタイプなので、そうなればスピードとコンビネーションで勝るゴロフキンが有利です。

村田もコンビネーションを打ち力強いですが、スピードのある印象がありません。フックも大振りが目立つので、ゴロフキンに使えるかどうかは不安です。

村田が素晴らしいのは基本のジャブ、ワン・ツー

特にストレートには絶対の自信を持っているように見受けられます。

それが手数の少なさを生んでしまっていると言われればそれまでなのですが、村田のプレッシャーとパンチ力に、手数が加わればゴロフキンに対抗できると思います。

手数というと簡単そうに聞こえるのですが、今まで手数を出していない選手に、いきなり出せというのは中々難しいものです。

次組まれるファルカオ戦で、その片鱗を見せてくれればうれしいですね。

ゴロフキンの衰えに頼るよりも、進化した村田が東京ドーム、ラスベガスのような大舞台でゴロフキンと対峙し、名勝負を繰り広げるのをファンとしては見たい限りです。

 

まとめ

ゴロフキンは、今まで村田が戦ってきたどんな相手よりも強い事は間違いないです。

さらにいえば、ゴロフキンが戦ってきたアルバレス、ジェイコブス、ケル・ブルック、レミュー達も、村田が戦ってきたどの相手よりも強敵でしょう。

本当であれば、彼らを倒し、最終的にゴロフキンにたどり着くというストーリーがベストですが、そこまでしている時間的余裕もありません。

今後数年経てば、ゴロフキンも目に見えて衰えるでしょう。

しかし、ファンが見たいのは強いゴロフキンに挑む村田という図式です。

現時点で勝利の確率を最も上げているのは、ゴロフキンの衰えという不確かな事象のみ。そうではなく、ゴロフキン戦までの村田の成長に期待しましょう。

今の強大なプレッシャーと右ストレート、そしてそれに手数が加われば、ゴロフキンとて勝つのが不可能な相手ではないはずです。

おわり

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