井上尚弥とローマン・ゴンサレスが戦っていたら結果はどうなっていたのか??
今となっては実現は乏しいですが、もし仮に二人が戦っていたらどういう結果になっていたのか?
勢いのある井上尚弥に当時パウンドフォーパウンド1位の4階級制覇のロマゴンが拳を交える・・
それだけでも興奮します。
スポーツの世界に「タラレバ」はありませんが、もしもロマゴンがシーサケットではなく、井上尚弥と対戦したら・・
では対戦の結果を独自見解で述べようと思います。
ローマン・ゴンサレスの軌跡
生年月日:1987年6月17日
身長159.5cm:リーチ163㎝
国籍:ニカラグア
ニックネーム:Chocolatito (チョコラティート)
戦績
アマチュアボクシング: 87戦 87勝 無敗
プロボクシング: 48戦 46勝 (38KO)2敗
ニカラグア初の世界4階級制覇
- 元WBA世界ミニマム級王者。
- 元WBA世界ライトフライ級スーパー王者。
- 元WBC世界フライ級王者。
- 元WBC世界スーパーフライ級王者。
ニカラグアの英雄のアレクシス・アルゲリョの再来とも言われ、アマチュアでは無敗。まるで今でいえばロマチェンコみたいな選手ですね。
そしてまさにパッキャオに迫る勢いで、次々とあらゆる挑戦者を倒していき、また階級も上げていき、チャンピオンとなっていきました。
その中には新井田豊、高山勝成、八重樫東も退けています。
井岡一翔との対戦という噂もありましたが実現せず・・残念でした。井岡一翔戦が観たかった・・
ロマゴンのボクシングスタイル
ロマゴンのボクシングスタイルは、オーソドックスなボクサーファイタータイプ。
無敗のレジェンド、リカルドロペスを彷彿とするような打ってよし、パンチ力良し、守ってよしの完璧なボクサーです。
そして一番のストロングポイントは、バランスの良さとパンチの回転力とコンビネーションでしょうか。
次から次にパンチが出てきて止まらない!それに加えてに上下にパンチを散らしてくるので、挑戦者はなすすべがありません。
ボディーバランスが素晴らしいからできる芸当なのです。
ロマゴン適正体重オーバー?
ロマゴンはフライ級までは、もはや「敵なし無双状態」だったのですが、
スーパーフライ級に上げてから、以前の様な身体のキレやスピードが見るからに失われて、敵なし無双状態からは程遠くみえましたね。
私自身でさえも、見るからに「やっと勝っている」ように見受けられました。
とはいっても、6度防衛中の当時王者のカルロス・クアドラスに勝っているので、普通でしたら絶賛されるのですが、内容が以前とあまりにも違うので・・
ロマゴンは4階級制覇を成し遂げましたが、スーパーフライ時のロマゴンは正直言ってあまり強くは感じなかったですね。
そしてシーサケット戦
スーパーフライ級王者になり、初防衛戦がシーサケット・ソー・ルンヴィサイでした。
シーサケット戦を退ければ、井上尚弥との対戦も実現できたのに・・
シーサケットとは2度対戦してますが、1度目は判定での負け(初黒星)。
判定を不服として半年後に再戦、⇒カウンターをもろにくらい4ラウンドTKO負け・・
あのロマゴンがあんな無残な形で負けるとは・・ショックと共にロマゴン神話が崩壊でパウンドフォーパウンドランキングからもランク外に。
井上尚弥もこれを機にバンタム級へと階級を上げました。
ロマゴンも再起戦を控えていたが、中止で今後のめどはたっていない。
中止の理由は、ロマゴンにとってあまりよろしくない物であり、どうやら体調面が思わしくないらしく、
米国の医師に神経学的検査を受ける必要があり、その結果が良好でないと戦う事は出来ないという事。
ロマゴンも勤続疲労か・・プロで48戦も戦っていれば知らないうちにダメージが蓄積されますね。
まして、シーサケット戦でのダウンは相当ダメージがあったのだと思います。
ロマゴンの適正体重はライトフライ級かフライ級かなと思いますね。
そうしたらメキシコの英雄、リカルドロペスのように引退まで「無敗」で引退まで行けたかなと。
残念です
井上尚弥とロマゴンが対戦してたら・・
これはもしもの話になってしまいますが、井上尚弥とロマゴンが対戦してたら、
ロマゴンがシーサケットではなくて、井上尚弥と対戦していたら・・
ここでは対戦出来なかった井上尚弥VSロマゴン戦を独自意見でお届けしようと思います。
ここでは絶好調の時のロマゴン、井上尚弥はバンタム級の井上尚弥での条件とします。
絶好調のロマゴンでしたら、シーサケットにも余裕で勝っていたと思う。あの回転力は誰にも止められない・・
これは非常に拮抗した試合になりそうですね!
以前の井上尚弥でしたら敵わなかったと思いますが、今のバンタム級での井上尚弥でしたら、十分勝機はあります。
何せ対ロマゴン戦を目標にトレーニングしていたのだから・・
- パンチ力は井上尚弥
- 回転力はロマゴン
- ディフェンスは井上尚弥
- コンビネーションは五分
と分析します。
試合展開は?
序盤から積極的に攻めていくロマゴンに対し、井上尚弥は様子をうかがいロマゴンの能力をインプット。
ロマゴンのインプットが終了した井上尚弥が攻撃に出る。ロマゴンの攻撃をかわして、パンチの打ち終わりに左フックや左ボディーブローで応戦。
もちろんロマゴンもパンチの回転力で応戦するが、ロマゴンの攻撃を読みこんだ井上尚弥がその上を行き、
ロマゴンのパンチを外して、強烈な右ストレートをガードの上からお見舞いして回転力を防ぐ。
井上尚弥のパンチ力はハンパないので、ガードの上からでも効いてしまうかも・・しれない。
あの、オマール・ナルバエス戦の様にガードの上からダウンをとれるかも!
ロマゴンも攻撃に出たいが、井上尚弥の攻勢に押されてディフェンスが精一杯。徐々に井上尚弥のコンビネーションブローが出てきて井上尚弥優勢に。
そして、得意の左ボディーから左フックからの右の返しのストレートでダウン!
ロマゴン立ち上がるが、井上尚弥のラッシュでレフェリーが止めて試合終了!!
こんなパターンを予想しました。
今の井上尚弥でしたら、はっきり言って敵はいない。まさに天下無双。
ここ数年は井上尚弥の時代が続くと思います。
まとめ
井上尚弥とローマンゴンサレスが対戦してたらどうなっていたかを独自意見で述べさせていただきました。
結果は、やはり絶好調の時のロマゴンでさえも井上尚弥の勢いは止められないと思います。
あのパンチ力はハンパない。減量苦から解き放たれた「Monster」には敵はいない。
よって井上尚弥とローマンゴンサレスの結果は、井上尚弥のTKO勝利というシナリオになりました。
パウンドフォーパウンド1位も夢ではないと思います。
おわり